GREEN×EXPO 2027では、会期中に参加国それぞれの「ナショナルデー」が設定されています。
2027年3月27日(土)にナショナルデーを迎えるのが、東アフリカのジブチ共和国です。
ジブチと聞いても、「どこにある国?」「アフリカのどのあたり?」「どんな自然があるの?」と、具体的なイメージが浮かばない人も多いかもしれません。
しかし、ジブチは非常に特徴的な自然環境を持つ国です。
アフリカ大陸北東部の「アフリカの角」に位置し、紅海とアデン湾を結ぶ海域に面しています。
国内には火山地形や溶岩原、塩湖、砂漠、高地の森林など、さまざまな景観があります。
なかでも有名なのが、海面より約153m低い場所にあるアッサル湖。
アッサル湖はアフリカ大陸で最も標高が低い地点であり、非常に高い塩分濃度を持つ湖として知られています。
さらに、乾燥した国土の中には「デイの森」と呼ばれる貴重な森林も残されています。
砂漠と海、火山と塩湖、そして森林。
こうした一見相反する自然環境が一つの国に存在するところが、ジブチの大きな魅力です。
この記事では、GREEN×EXPO 2027のジブチ・ナショナルデーの日程から、ジブチの基本情報、アッサル湖、紅海、デイの森、火山、文化、食、豆知識まで詳しく紹介します。
※この記事は2026年9月時点の公表情報をもとにしています。GREEN×EXPO 2027のナショナルデーの内容や展示内容は、今後変更・追加される可能性があります。
- GREEN×EXPO 2027のジブチ・ナショナルデーは3月27日
- 3月27日は土曜日
- ジブチのGREEN×EXPO 2027出展内容は決まっている?
- ジブチはどんな国?
- ジブチは「アフリカの角」にある
- 紅海とアデン湾を結ぶ重要な場所
- ジブチの代表的な絶景「アッサル湖」
- アッサル湖はなぜ塩湖なの?
- アッサル湖は「地球の裂け目」と関係している
- ジブチには火山もある
- 「砂漠の国」に森がある?デイの森
- デイの森はなぜ貴重なの?
- ジブチの自然は「砂漠だけ」ではない
- ジブチの世界遺産は?
- アッサル湖だけではない「アベ湖」
- ジブチの首都「ジブチ市」
- ジブチの言語はフランス語とアラビア語
- ジブチの独立記念日は6月27日
- ジブチと日本の意外なつながり
- ジブチの食文化
- ジブチのナショナルデーで注目したいポイント
- GREEN×EXPO 2027でジブチに注目したい理由
- ジブチの豆知識10選
- ジブチのナショナルデーに行く前に確認したいこと
- 3月27日はジブチ、翌日はタジキスタン
- まとめ|3月27日はジブチのナショナルデー
GREEN×EXPO 2027のジブチ・ナショナルデーは3月27日
まず確認しておきたいのが、ジブチのナショナルデーの日程です。
2027年3月27日(土)に予定されています。
2026年9月15日に公表されたGREEN×EXPO 2027のイベントリスト第1弾で、3月27日のナショナルデーとしてジブチ共和国が掲載されています。
会場は主催事場(仮称)で、分類は「公式式典・文化芸能披露」です。現時点では具体的な開始時刻や出演者などの詳細は発表されていません。
3月27日は土曜日
ジブチのナショナルデーが設定されている3月27日は土曜日です。
これは、平日に仕事がある人にとっても訪問計画を立てやすいポイントです。
しかも翌日の、3月28日(日)はタジキスタンのナショナルデーが予定されています。
そのため、3月27日(土)ジブチ→3月28日(日)タジキスタンと、週末2日間にわたって異なる国のナショナルデーを楽しむプランも考えられます。
ジブチのGREEN×EXPO 2027出展内容は決まっている?
ジブチはGREEN×EXPO 2027への公式参加契約を締結しています。
GREEN×EXPO協会は2026年6月30日、ジブチ共和国との公式参加契約を調印したことを発表しています。
一方、2026年9月時点では、
- 出展テーマ
- 展示内容
- 展示区画
- 出展面積
- パビリオンの詳細
- 使用する植物
- ナショナルデーの具体的な演目
- 開始・終了時刻
などは公表されていません。
したがって、現段階では「ジブチ館では○○が展示される」といった情報を断定することはできません。
今後公式発表が出た段階で、記事を更新していくとよいでしょう。
ジブチはどんな国?
ジブチは、アフリカ大陸の北東部に位置する国です。
アフリカ北東部の半島状の地域は、「アフリカの角(Horn of Africa)」呼ばれています。
ジブチはその付け根に位置し、エリトリア、エチオピア、ソマリアと国境を接しています。
また、海を挟んだ先にはイエメンがあります。
首都は国名と同じ、ジブチです。正式名称は、ジブチ共和国です。
面積は約23,200平方キロメートルで、日本の四国の約1.3倍。
人口は約117万人です。外務省によると、人口の民族構成はソマリア系イッサ族、エチオピア系アファール族などが中心で、言語はアラビア語とフランス語が使われています。
ジブチは「アフリカの角」にある
ジブチを覚えるなら、「アフリカの角にある国」という言葉が便利です。
アフリカの角は、アフリカ大陸からインド洋やアデン湾に向かって突き出した地域です。
ジブチはその入口に位置しています。
そのため、ジブチは単なる内陸の砂漠国家ではありません。
海と砂漠、火山、塩湖、高地森林などが近い距離に存在しています。
この地理的条件が、ジブチ独特の自然環境を生み出しています。
紅海とアデン湾を結ぶ重要な場所
ジブチを知るうえで、もう一つ重要なのが、海上交通です。
ジブチは紅海の南側、アデン湾の入口に位置しています。
紅海からスエズ運河を経由して地中海へ向かうルートと、インド洋を結ぶ海上交通に近い場所です。
日本の外務省も、ジブチが世界有数の海上交通路の近くに位置することから、地政学的に重要な国だと説明しています。
そのため、ジブチには港湾施設が整備され、エチオピアなど内陸国への物流拠点としても重要な役割を担っています。
ジブチの代表的な絶景「アッサル湖」
ジブチ観光や自然を語るうえで外せないのが、アッサル湖(Lac Assal)です。
アッサル湖はジブチ中央部にある塩湖です。
最大の特徴は、海面より約153m低い場所にあること。
UNESCOによると、アッサル湖はアフリカ大陸で最も標高が低い地点です。
つまり、「アフリカで一番低い場所にある湖」という非常に覚えやすい特徴があります。
アッサル湖はなぜ塩湖なの?
アッサル湖は外海へ流れ出す河川を持たない、内陸閉鎖湖です。
周囲から流れ込んだ水は、強い日差しのもとで蒸発します。
水分が蒸発しても塩分などの鉱物は残るため、長い時間をかけて塩分が濃縮されていきます。
UNESCOの資料によると、アッサル湖の水には1リットルあたり約348gの鉱物が含まれ、海水の約10倍、死海よりも高い濃度とされています。
この極端な環境が、アッサル湖独特の景観をつくっています。
アッサル湖は「地球の裂け目」と関係している
アッサル湖が面白いのは、単なる塩湖ではないことです。
ジブチ周辺は、アフリカ大地溝帯(グレート・リフト・バレー)につながる地質活動の活発な地域です。
アッサル湖はアファール低地に位置し、地殻が引っ張られることで形成された地形の中にあります。
地球の内部で起きているプレート運動が、地表の景観として現れている場所なのです。
ジブチには火山もある
ジブチは火山活動とも深く関係しています。
アッサル湖とタジュラ湾の間には、アルドゥコバ火山があります。
UNESCOによると、アルドゥコバ火山は1978年に最後の噴火を起こしています。
つまりジブチでは、塩湖+火山+地溝帯という、地球のダイナミックな活動を感じられる景観を見ることができます。
「砂漠の国」に森がある?デイの森
ジブチについて特に面白いのが、デイの森(Forêt du Day)です。
ジブチは乾燥した国というイメージが強いですが、北部の高地には貴重な森林が残されています。
デイの森はゴダ山地に位置し、最高地点は標高1,782m。
UNESCOの世界遺産暫定リストによると、ジブチに残る原生林の一部を含む貴重な森林で、現在の面積は900ヘクタール未満とされています。
つまり、「砂漠の国・ジブチに森林がある」という意外性があります。
デイの森はなぜ貴重なの?
デイの森は、ジブチの乾燥した環境のなかで生き残ってきた森林です。
しかし、過去には森林面積が大きく減少しました。
UNESCOによると、約200年前には約7,500ヘクタールあった森林が、1984年には約1,500ヘクタールまで縮小し、現在では900ヘクタール未満になっています。
その背景として、18世紀の牧畜火災や1862年の火山噴火などが挙げられています。
乾燥地に残る森林がどれほど貴重なのかを考えることができる場所です。
ジブチの自然は「砂漠だけ」ではない
ジブチの自然を整理すると、
- 砂漠
- 火山
- 塩湖
- 海
- サンゴ礁
- 高地
- 森林
- 野生動物の生息地
など、非常に多様です。
国土は大きくありませんが、標高や地形によって環境が大きく変化します。
ジブチは「砂漠の国」だけでなく「極端に乾燥した環境のなかに、海・湖・森林が共存する国」と考えると、ジブチの面白さを感じることができるでしょう。
ジブチの世界遺産は?
ここは旅行記事では注意したいポイントです。
2026年9月時点で、ジブチにはUNESCO世界遺産に登録された物件はありません。
UNESCOの国別ページでも、世界遺産登録件数は0件となっています。
ただし、世界遺産暫定リストには複数の候補があります。
その中には、
- アッサル湖
- デイ国立公園
- アベ湖
- ムシャ島・マスカリ島
- オボック地域の自然景観
- ジブチ市の歴史的都市景観
- アブルマの岩絵
などが含まれています。
アッサル湖だけではない「アベ湖」
ジブチとエチオピアの国境付近には、アベ湖(Lac Abbé)があります。
石灰質の塔のような奇岩が並ぶ独特の景観で知られる場所です。
湖そのものだけではなく、地熱や堆積作用によって形成された奇妙な地形が見られます。
アッサル湖が「塩と地殻変動」の景観なら、アベ湖は「水と地熱がつくった奇観」と言えます。
アベ湖もUNESCO世界遺産暫定リストに掲載されています。
ジブチの首都「ジブチ市」
首都は国名と同じ、ジブチ市です。
外務省によると、人口の6割以上が首都のジブチ市に居住しています。
港を中心に発展してきた都市で、ジブチ国内の政治・経済・交通の中心でもあります。
都市部では、
- フランス植民地時代の建築
- モスク
- 市場
- 港
- 海岸
- レストラン
など、ジブチの都市文化を見ることができます。
UNESCO世界遺産暫定リストには、ジブチ市の歴史的都市景観と特徴的な建築物も掲載されています。
ジブチの言語はフランス語とアラビア語
ジブチの公用語は、アラビア語とフランス語です。
これはジブチの歴史を知るうえでも重要です。
ジブチは1977年にフランスから独立しました。
そのため、アラブ世界とのつながりとフランス語圏という二つの文化的背景があります。
また、ソマリア系のイッサ族やアファール族など、多様な民族が暮らしています。
ジブチの独立記念日は6月27日
ジブチの国祭日は、6月27日です。
1977年6月27日にフランスから独立しました。
GREEN×EXPO 2027のナショナルデーである3月27日は、ジブチの独立記念日とは別の日です。
この違いは記事内で明確にしておきましょう。
3月27日=GREEN×EXPO 2027のジブチ・ナショナルデー
6月27日=ジブチの独立記念日
です。
ジブチと日本の意外なつながり
日本から遠いジブチですが、日本との関係もあります。
日本は1977年6月27日にジブチを国家承認し、1978年8月に外交関係を樹立しました。
その後、2012年1月には在ジブチ日本国大使館が正式に開設されています。
また、ジブチは日本の海上自衛隊による海賊対処活動とも関係があります。
日本の自衛隊は、ソマリア沖・アデン湾での海賊対処活動のため、ジブチを拠点として活動しています。
ジブチは日本にとって、アフリカの遠い国というだけではなく、海上交通や安全保障の面でも関係の深い国です。
ジブチの食文化
ジブチの食文化には、アラブ、ソマリア、エチオピア、フランスなど、周辺地域の影響が見られます。
代表的な食材として、
- 米
- 肉
- 魚
- 豆類
- 野菜
- スパイス
- パン
などがあります。
海に面した国なので、魚介類も食文化の一部です。
また、エチオピアなどとの地理的な近さから、インジェラなど周辺地域の食文化との共通点も見られます。
GREEN×EXPOのナショナルデーでは、具体的な飲食提供の内容はまだ公表されていません。
ジブチのナショナルデーで注目したいポイント
2027年3月27日の具体的なプログラムは、現時点では未発表です。
そのため、当日は次のようなポイントを意識して楽しむのがおすすめです。
① 音楽とダンス
ジブチを含む東アフリカ地域では、音楽やダンスが文化を伝える重要な要素です。
ナショナルデーで文化芸能が披露される場合には、音楽や衣装、踊りに注目してみましょう。
② 衣装
アフリカの民族衣装というと一括りに考えてしまいがちですが、ジブチにも地域・民族による文化の違いがあります。
③ 海と砂漠の文化
ジブチは、海の国であり、砂漠の国でもあるというところが特徴です。
④ 植物と乾燥地の自然
GREEN×EXPOならではの視点では、乾燥地にどのような植物が生きているのかにも注目したいところです。
⑤ デイの森
砂漠のイメージとは正反対の「森」があることを知っておくと、ジブチの自然がより立体的に見えてきます。
GREEN×EXPO 2027でジブチに注目したい理由
ジブチをGREEN×EXPOで見るときにおすすめしたいテーマが、「極端な環境で、植物や生き物はどう生きるのか」という視点です。
ジブチは乾燥した地域が多く、水資源が非常に重要です。
一方で、海、塩湖、火山、高地、森林という多様な自然環境があります。
特にデイの森は、乾燥地域に残る貴重な森林です。
この森がどのように維持されてきたのかを知ると、「緑が豊かな場所」だけが環境問題を考える場所ではないことが分かります。
水が少ない地域だからこそ、
- 水をどう利用するのか
- 植物はどう適応するのか
- 森林をどう守るのか
- 人間の暮らしと自然をどう両立するのか
という問題がより身近になります。
ジブチの豆知識10選
最後に、旅行中やSNSでも使いやすいジブチの豆知識をまとめます。
豆知識① ジブチは「アフリカの角」にある
アフリカ大陸北東部の「アフリカの角」と呼ばれる地域に位置しています。
豆知識② 首都も「ジブチ」
国名と首都名が同じです。
豆知識③ 面積は四国の約1.3倍
ジブチの面積は約23,200平方キロメートルです。
豆知識④ アッサル湖はアフリカ大陸で最も低い場所
海面より約153m低い場所にあります。
豆知識⑤ アッサル湖は非常に塩分濃度が高い
UNESCOによると、鉱物濃度は1リットルあたり約348gです。
豆知識⑥ ジブチには火山がある
アルドゥコバ火山は1978年に噴火しています。
豆知識⑦ 砂漠の国に森林がある
ゴダ山地にはデイの森という貴重な森林が残っています。
豆知識⑧ ジブチには世界遺産登録済みの物件はまだない
2026年9月時点でUNESCO世界遺産は0件ですが、暫定リストには10件が掲載されています。
豆知識⑨ ジブチの独立は1977年
1977年6月27日にフランスから独立しました。
豆知識⑩ GREEN×EXPO 2027のナショナルデーは3月27日
2027年3月27日(土)にジブチのナショナルデーが予定されています。
ジブチのナショナルデーに行く前に確認したいこと
2027年3月27日にGREEN×EXPOへ行く場合は、開催日が近づいた段階で次の情報を確認しましょう。
ナショナルデーの開始時間
現時点では未発表です。
文化芸能の内容
具体的な出演者・演目などは今後発表される予定です。
会場
現時点では主催事場(仮称)とされています。
ジブチの展示区画
現時点では未発表です。
ナショナルデーの観覧方法
予約の有無や整理券などの詳細は、今後の公式情報を確認する必要があります。
3月27日はジブチ、翌日はタジキスタン
3月のGREEN×EXPO 2027は、ナショナルデーが集中しています。
3月27日(土)は、ジブチ共和国、3月28日(日)は、タジキスタン共和国です。
2日連続でナショナルデーを楽しめるため、週末にGREEN×EXPOへ行く人にとっては覚えておきたい日程です。
さらに、3月23日にはサントメ・プリンシペ、3月25日にはモーリタニア、3月26日にはトルクメニスタン、3月31日にはシリアのナショナルデーが予定されています。
3月は開幕直後から、さまざまな国の文化に触れられる期間になっています。
まとめ|3月27日はジブチのナショナルデー
GREEN×EXPO 2027のジブチ・ナショナルデーは、2027年3月27日(土)に予定されています。
ジブチはアフリカ大陸北東部の「アフリカの角」に位置し、紅海とアデン湾に面する国です。
国土には、アッサル湖、火山、砂漠、海、高地、デイの森など、非常に多様な自然環境があります。
特にアッサル湖は海面より約153m低く、アフリカ大陸で最も標高が低い地点です。
一方、乾燥した国土の中には貴重な森林であるデイの森も残されています。
また、2026年9月時点ではジブチにUNESCO世界遺産として登録された場所はありませんが、アッサル湖やデイの森、アベ湖などが世界遺産暫定リストに掲載されています。
GREEN×EXPO 2027でジブチを見るときには、「砂漠の国」というイメージだけでなく、「海と砂漠、火山と塩湖、そして森林が共存する国」という視点を持ってみると、より興味深く感じられるでしょう。
2027年3月27日(土)にGREEN×EXPOへ行く予定があるなら、ジブチのナショナルデーをチェックしてみてください。
そして翌日の3月28日(日)はタジキスタンのナショナルデー。
週末の2日間で、アフリカのジブチと中央アジアのタジキスタンという、まったく異なる自然と文化に触れられるのも、GREEN×EXPO 2027ならではの楽しみ方です。


