2027年に横浜で開催される「GREEN×EXPO 2027」では、世界各国・国際機関が参加し、それぞれの文化や魅力を紹介するナショナルデー・スペシャルデーが予定されています。
その中でも、名前を聞いたことはあっても、どこにある国なのか、どんな文化を持つ国なのかまでは知らない人が多い国が「サントメ・プリンシペ」です。
サントメ・プリンシペは、アフリカ大陸の西側にあるギニア湾に浮かぶ島国です。
国土面積は約1,001平方キロメートルで、東京都の約半分。人口は約23.6万人という小さな国ですが、熱帯の豊かな自然やカカオ栽培など、GREEN×EXPO 2027と親和性の高い特徴を持っています。
さらに、サントメ・プリンシペはアフリカで初めてカカオ栽培が行われた場所としても知られている国です。2025年の大阪・関西万博でも「カカオと自然が息づく島国」として紹介されました。
GREEN×EXPO 2027で予定されているサントメ・プリンシペのナショナルデーは、2027年3月23日(火)。
この記事では、サントメ・プリンシペのナショナルデーの日程から、国の基本情報、歴史、カカオ、豊かな自然、文化、GREEN×EXPO 2027で注目したいポイントまで詳しく紹介します。
サントメ・プリンシペのナショナルデーは2027年3月23日
GREEN×EXPO 2027におけるサントメ・プリンシペのナショナルデーは、2027年3月23日(火)に予定されています。
GREEN×EXPO 2027の開催期間は、2027年3月19日(金)から9月26日(日)まで。
サントメ・プリンシペのナショナルデーは開幕から5日目にあたります。
2026年9月15日に公表されたイベントリスト第1弾では、59件のナショナルデー・スペシャルデーの日程が決定しており、3月23日のサントメ・プリンシペが3月の最初の日程となっています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 国名 | サントメ・プリンシペ民主共和国 |
| 英語名 | Democratic Republic of Sao Tome and Principe |
| ナショナルデー | 2027年3月23日(火) |
| GREEN×EXPO 2027開幕日 | 2027年3月19日(金) |
| 開幕から | 5日目 |
| 開催地 | 横浜市 |
| 首都 | サントメ |
| 公用語 | ポルトガル語 |
| 面積 | 約1,001平方キロメートル |
| 人口 | 約23.6万人 |
| 通貨 | ドブラ |
サントメ・プリンシペは2026年6月30日にGREEN×EXPO 2027への公式参加契約を締結しています。
ナショナルデーと独立記念日は別の日
ここで注意したいのが、「ナショナルデー」と「独立記念日」の違いです。
サントメ・プリンシペがポルトガルから独立したのは1975年7月12日。
一方、GREEN×EXPO 2027で設定されたサントメ・プリンシペのナショナルデーは3月23日です。
つまり、
GREEN×EXPO 2027のナショナルデー=3月23日
サントメ・プリンシペの独立記念日=7月12日
となります。
サントメ・プリンシペはどんな国?
サントメ・プリンシペは、アフリカの西側、ギニア湾に浮かぶ島国です。
正式名称は「サントメ・プリンシペ民主共和国」。
国名の「サントメ」と「プリンシペ」は、主要な2つの島の名前に由来しています。
サントメ・プリンシペの基本情報
外務省による基本データでは、面積は1,001平方キロメートル、人口は2024年時点で約23.6万人です。首都はサントメ、公用語はポルトガル語、宗教はキリスト教とされています。
| 基本情報 | 内容 |
|---|---|
| 正式名称 | サントメ・プリンシペ民主共和国 |
| 首都 | サントメ |
| 面積 | 1,001平方キロメートル |
| 人口 | 約23.6万人 |
| 公用語 | ポルトガル語 |
| 通貨 | ドブラ |
| 政体 | 共和制 |
| 独立 | 1975年7月12日 |
| 主な産業 | 農業 |
| 主な農産物 | カカオ豆など |
面積は東京都の約半分ほどしかありません。
「アフリカの国」と聞くと広大な大陸国家を想像する人も多いですが、サントメ・プリンシペは海に囲まれた小さな島国です。
どこにある?
サントメ・プリンシペは、アフリカ大陸の西側にあるギニア湾に位置しています。
赤道に近い熱帯地域にあり、サントメ島とプリンシペ島を中心とした島々から構成されています。
日本から見ると非常に遠い国ですが、地図で見ると、ナイジェリアやガボン、赤道ギニアなどがあるギニア湾周辺に位置していることが分かります。
「アフリカの島国」というだけでも特徴的ですが、ポルトガルの影響を受けた歴史やカカオ産業など、さらに独特の文化を持っています。
サントメ・プリンシペの歴史
サントメ・プリンシペを知るためには、ポルトガルとの関係が重要です。
ポルトガルによる植民地支配
サントメ島とプリンシペ島は、15世紀後半にポルトガル人によって植民地化されました。
その後、島では砂糖などのプランテーション農業が発達し、のちにカカオ栽培が主要産業となっていきます。
植民地時代の農業と労働の歴史は、現在のサントメ・プリンシペを理解するうえでも重要なテーマです。
カカオ栽培が発展
19世紀になると、サントメ・プリンシペではカカオ栽培が大きく発展しました。
カカオはチョコレートの原料となる植物です。
サントメ・プリンシペは、アフリカで初めてカカオ栽培が行われた場所として知られています。大阪・関西万博でも、カカオ栽培を中心とした生活や文化が紹介されました。
現在でもカカオはサントメ・プリンシペを代表する農産物の一つです。
1975年に独立
サントメ・プリンシペは、長くポルトガルの植民地でしたが、独立運動が進み、1975年7月12日にポルトガルから独立しました。
外務省の略史でも、1975年7月にポルトガルから独立したことが記載されています。
そのため、7月12日はサントメ・プリンシペの独立記念日です。
GREEN×EXPO 2027のナショナルデーである3月23日とは別の日ですが、国の歴史を知るうえでは非常に重要な日です。
サントメ・プリンシペの魅力は「カカオと自然」
サントメ・プリンシペを代表するキーワードを挙げるなら、「カカオ」と「自然」です。
2025年の大阪・関西万博でも、サントメ・プリンシペのパビリオンは「カカオと自然が息づく島国」と紹介されました。
GREEN×EXPO 2027でサントメ・プリンシペに注目するなら、この2つを覚えておくと分かりやすいでしょう。
カカオの国として知られるサントメ・プリンシペ
サントメ・プリンシペの主要産業の一つが農業です。
外務省の基礎データでも、主要産業として「農業(カカオ豆等)」が挙げられています。2024年の主要輸出品目にもカカオが含まれています。
カカオは単なる農作物ではありません。
サントメ・プリンシペでは、植物 → 農業 → 食文化 → 輸出 → 経済という形で、国の暮らしや産業と深く結びついています。
GREEN×EXPO 2027は「花と緑」だけではなく、食や農、環境なども扱う博覧会です。
そのため、カカオという一つの植物から、その土地の文化や産業まで知ることができるサントメ・プリンシペは、GREEN×EXPO 2027らしい楽しみ方ができる国の一つです。
サントメ・プリンシペの豊かな自然
サントメ・プリンシペのもう一つの特徴が豊かな自然です。
熱帯地域に位置する島国で、森林や海など多様な自然環境があります。
火山島ならではの景観
サントメ島とプリンシペ島は火山活動によって形成された島です。
島には山地や森林が広がり、海岸部から内陸に向かって変化のある景観を見ることができます。
海と山、熱帯の森林が近い距離に存在することも、島国ならではの魅力です。
プリンシペ島と生物多様性
プリンシペ島は自然環境の保全という面でも注目されている地域です。
2025年の大阪・関西万博の公式紹介でも、プリンシペ島がユネスコの生物圏保存地域に登録されていることや、自然保護への取り組みが紹介されました。
島という限られた環境の中で、独自の生態系が形成されていることも特徴です。
GREEN×EXPO 2027では、「植物を育てる」という視点だけでなく、「自然を残す」「生物多様性を守る」という視点からサントメ・プリンシペを見るのも面白いでしょう。
サントメ・プリンシペの国旗にも注目
サントメ・プリンシペの国旗は、緑、黄色、赤、黒を使った特徴的なデザインです。
中央には黄色の横帯があり、黒い五角星が2つ描かれています。
この2つの星は、主要な2つの島であるサントメ島とプリンシペ島を象徴しています。
また、緑は豊かな自然、黄色はカカオなどの農業、赤は独立のための闘争などを象徴する色として説明されています。
国旗を見るだけでも、2つの島・自然・農業・独立というサントメ・プリンシペの特徴を知ることができます。
GREEN×EXPO 2027でサントメ・プリンシペの国旗を見かけたら、ぜひデザインにも注目してみましょう。
サントメ・プリンシペの文化はポルトガルの影響も
サントメ・プリンシペの公用語はポルトガル語です。
これは、ポルトガルによる長い植民地支配の歴史と関係しています。
現在もポルトガル語圏諸国共同体(CPLP)の加盟国であり、ポルトガル語圏の国々とのつながりを持っています。
そのため、サントメ・プリンシペの文化を知るときには、
- アフリカの島国
- ポルトガル語圏
- 熱帯地域
- カカオ栽培
- 海洋文化
という複数の要素を組み合わせて考えると分かりやすくなります。
サントメ・プリンシペの食文化
サントメ・プリンシペの食文化にも、島国ならではの特徴があります。
魚介類を使った料理や、熱帯地域で生産される農産物などが食生活を支えています。
そして、忘れてはいけないのがカカオです。
カカオからチョコレートへ
普段何気なく食べているチョコレートも、もともとはカカオという植物の果実から作られます。
カカオの実の中にはカカオ豆があり、収穫後には発酵や乾燥などの工程を経て、チョコレートなどの原料になります。
サントメ・プリンシペでは、カカオが農業や輸出にも関係する重要な産品です。外務省によると、2024年の主要輸出品目にもカカオが含まれています。
「チョコレートを食べる」という身近な行為から、その原料となる植物や、それを育てる土地まで考えてみる。
そんな楽しみ方ができるのもGREEN×EXPO 2027ならではです。
GREEN×EXPO 2027でサントメ・プリンシペに注目したい理由
サントメ・プリンシペは、日本ではまだ知名度の高い国とはいえません。
しかし、GREEN×EXPO 2027をきっかけに知ると、非常に興味深い国です。
特に注目したいのが、次の4つです。
① カカオと農業
サントメ・プリンシペを代表する農産物の一つがカカオです。
植物が食べ物になり、さらに輸出品や産業にもなるというつながりを知ることができます。
② 島国の自然
ギニア湾に浮かぶ島国ならではの海、森林、山地などの自然環境にも注目です。
③ 生物多様性
プリンシペ島の自然保護などを通して、島の生態系を守る取り組みにも関心を持てます。
④ アフリカ×ポルトガル語文化
サントメ・プリンシペはアフリカの国ですが、公用語はポルトガル語です。
アフリカの文化とポルトガルの歴史的影響が重なっているところも、サントメ・プリンシペならではの魅力です。
サントメ・プリンシペのナショナルデーでは何が見られる?
GREEN×EXPO 2027では、公式参加者の文化への理解を深め、国際親善につなげることを目的として、各国・地域や国際機関によるナショナルデー・スペシャルデーが開催される予定です。
サントメ・プリンシペのナショナルデーでも、国の文化や魅力を紹介する催事が期待されます。
ただし、2026年9月現在、サントメ・プリンシペの具体的な出演者、ステージ内容、開始時間などの詳細は発表されていません。
今後、公式情報が発表された場合は、訪問前に確認する必要があります。
ナショナルデーの会場にも注目
GREEN×EXPO 2027のナショナルデー・スペシャルデーは、主催事場(仮称)で開催される予定です。
公式サイトでは、主催事場は約500席の施設として紹介されています。ナショナルデー・スペシャルデーのほか、テーマフォーラムなども開催される予定です。
そのため、サントメ・プリンシペのナショナルデーを目的に訪れる場合は、当日のイベントスケジュールを確認しておくとよいでしょう。
3月23日は他のナショナルデーもチェック
サントメ・プリンシペのナショナルデーは、GREEN×EXPO 2027開幕直後です。
2027年3月には、サントメ・プリンシペ以外にも複数のナショナルデーが予定されています。
現在公表されている3月の日程は次の通りです。
| 日付 | 国 |
|---|---|
| 3月23日 | サントメ・プリンシペ |
| 3月25日 | モーリタニア |
| 3月26日 | トルクメニスタン |
| 3月27日 | ジブチ |
| 3月28日 | タジキスタン |
| 3月31日 | シリア |
2026年9月時点で公表されているイベントリストでは、3月23日から31日まで6件のナショナルデーが予定されています。
サントメ・プリンシペだけを目的に訪れるのはもちろん、数日間の予定を組んで複数の国のナショナルデーを楽しむ方法もあります。
特に3月23日から28日までは、6日間のうち5日でナショナルデーが開催される予定です。
海外文化をまとめて楽しみたい人にとって、GREEN×EXPO 2027の開幕直後はチェックしておきたい期間です。
サントメ・プリンシペの豆知識
最後に、GREEN×EXPO 2027を訪れる前に知っておきたいサントメ・プリンシペの豆知識を紹介します。
豆知識① 東京都の約半分の面積
サントメ・プリンシペの面積は約1,001平方キロメートル。
外務省も「東京都の約半分」と紹介しています。
豆知識② 人口は約23.6万人
2024年の人口は約23.6万人です。
国土も人口もコンパクトな島国です。
豆知識③ カカオが主要輸出品
カカオはサントメ・プリンシペを代表する農産物。
2024年の主要輸出品目にもカカオが含まれています。
豆知識④ 公用語はポルトガル語
アフリカの国ですが、公用語はポルトガル語です。
ポルトガルによる植民地支配の歴史が、現在の言語にもつながっています。
豆知識⑤ 独立したのは1975年
サントメ・プリンシペがポルトガルから独立したのは1975年7月12日です。
2027年には独立から52年になります。
豆知識⑥ GREEN×EXPO 2027への参加契約は2026年
サントメ・プリンシペは2026年6月30日にGREEN×EXPO 2027との公式参加契約を締結しました。
GREEN×EXPO 2027をきっかけに、日本でサントメ・プリンシペを知る機会がさらに増えそうです。
サントメ・プリンシペのナショナルデーまとめ
サントメ・プリンシペは、アフリカ西岸のギニア湾に浮かぶ小さな島国です。
面積は約1,001平方キロメートル、人口は約23.6万人。首都はサントメで、公用語はポルトガル語です。
1975年7月12日にポルトガルから独立し、カカオをはじめとする農業が重要な産業となっています。
そして、GREEN×EXPO 2027におけるサントメ・プリンシペのナショナルデーは、2027年3月23日(火)です。
開幕日の3月19日からわずか5日後という、会期序盤の日程になっています。
サントメ・プリンシペを知るキーワードは、「カカオ」「熱帯の自然」「島国」「生物多様性」「ポルトガル語」です。
特に注目したいのがカカオ。
サントメ・プリンシペではカカオが農業や輸出と深く関わっており、植物と人の暮らし、食文化、産業をつなげて考えられる国です。
GREEN×EXPO 2027は、普段あまり知らない国について知るきっかけにもなります。
「サントメ・プリンシペってどこにあるの?」
そんな疑問からスタートして、地図、歴史、カカオ、自然、生物多様性まで知っていけば、ナショナルデー当日の楽しみ方も変わってくるでしょう。
2027年3月23日は、GREEN×EXPO 2027でサントメ・プリンシペという小さな島国の魅力に触れてみてはいかがでしょうか。
※GREEN×EXPO 2027のイベント内容、開催時間、出演者、観覧方法などは今後変更・追加される可能性があります。訪問前には公式サイトで最新情報を確認してください。

