万博では、ほぼ毎日「ナショナルデー・スペシャルデー」として式典やイベントを行っています。
「ナショナルデー・スペシャルデー」とは、それぞれの公式参加者の参加を称える日で、公式参加者の文化に対する理解を深め、国際親善の増進に寄与することを目的に行います。
当日は、公式参加者が国内外の賓客や一般の来場者を招いて行う式典と文化イベントが行われ、多様な文化や特色に触れ、楽しむことができます。
4月13日に万博が開幕して2日目、14日から早速行われるこのイベント。
4月26日(土)は「タイ」です。
タイの国のことを少しでも知って万博に参加すると、また違った発見や楽しさがあるかもしれません。
この日以外も、パビリオンでは様々な取り組みが行われているので必見です。
1.タイの場所は?
タイ王国は東南アジアの中心に位置し、国土面積は約51万4000平方キロメートルで、日本の約1.4倍あります。
ミャンマー、ラオス、カンボジア、マレーシアと国境を接している国です。

2.タイの国の特徴は?
タイは熱帯のビーチ、豪華な王宮、古代遺跡、仏像が飾られた華やかな寺院で知られる東南アジアの国です。
首都バンコクは、静かな運河沿いのコミュニティやワットアルン、ワットポー、エメラルド寺院(ワットプラケオ)などの有名な寺院と近代的な都市空間が隣り合わせになった都市です。
近郊には、賑やかなパタヤやファッショナブルなホアヒンなどのビーチリゾートがあります。
立憲君主制を採用しており、経済成長が著しい国です。
3.タイの言語は?
公用語はタイ語で、5種類の声調と独特の文字体系を持つ言語です。
タイ語講座
おはよう
สวัสดีครับ/ค่ะ (Sawatdee krap/ka)
※男性が使う場合は「ครับ」を付けて(サワッディー カップ)、女性が使う場合は「ค่ะ」を付けて(サワッディー カー)と言います。
こんにちは
สวัสดีครับ/ค่ะ」(Sawatdee krap/ka) ※タイ語では、時間帯に関係なくあいさつの言葉としてこれを使います。
さようなら
ลาก่อนครับ/ค่ะ (La gorn krap/ka) ※男性は(ラーゴーン カップ)、女性は(ラーゴーン カー)と言います。一般的には「สวัสดีครับ/ค่ะ」(Sawatdee krap/ka)もさようならを表します。
ありがとう
ขอบคุณครับ/ค่ะ (Khop khun krap/ka)
※男性が使う場合は「ครับ」を付けて(コープクン カップ)、女性が使う場合は「ค่ะ」を付けて(コープクン カー)と言います。
4.タイの文化的特徴は?
人口の約94%が仏教徒で、イスラム教徒が約5%を占めています。
国民の大多数がタイ族ですが、中華系やマレー系など多様な民族が共存しています。
文化的に敬虔で、毎日朝8時と夕方6時に国歌が流れると、人々は立ち止まって敬意を表しています。
タイは豊かな文化遺産と自然美で知られていますが、一般的に、バンコクの寺院群や歴史的建造物、プーケットやクラビなどのビーチリゾート、チェンマイの古都などが人気の観光地として知られています。
5.タイの観光名所は?
ワット・プラ・ケオ(エメラルド寺院)
バンコクの王宮敷地内にあり、ヒスイでできた仏陀像が祀られています。
タイで最も美しい寺院の一つとされています。

ワット・ポー
巨大な横たわる黄金の仏像が有名で、タイ古式マッサージの総本山としても知られています。
静寂の中にたたずむ壮大な寺院であり、巨大な涅槃像、歴史的な美術品、仏像などがあります。

ワット・アルン
チャオプラヤー川沿いに位置し、夕焼け時の美しい景色が特徴です。
ライトアップも行われています。
川辺にたたずむ壮大な仏教寺院で、中央に凝ったタイル装飾が施された象徴的な尖塔があります。

カオサン通り
バックパッカーに人気の通りで、多くのカフェやショップがあります。

ワット・トライミット
金の仏像が有名で、多くの観光客が訪れています。
多くの展示物があり、長い歴史を持つ黄金寺院です。
ここは、巨大な黄金の仏像が有名です。

プーケット島
美しいビーチやリゾート地として有名です。
特にプロムテープ岬の日没は見逃せません。
プーケットはアンダマン海に浮かぶ島で、熱帯雨林と山に覆われています。
タイ有数の人気ビーチがあることで知られ、そのほとんどが澄んだ海が広がる島の西岸にあります。
ビーチ沿いに、高級リゾート、スパやレストランがずらり並んでいるのが特徴的で、プーケット県の県庁所在地、プーケット市には、ショップハウスという古い店舗兼住居や、活気に満ちた市場があり、有名なリゾートタウンのパトンには、ナイトクラブ、バー、ディスコが軒を連ねます。

アユタヤ歴史公園
世界遺産に登録されており、古代の遺跡が多く残っています。
タイ王国の古都にある、14 世紀の遺跡群が残る歴史公園です。

チェンマイ
北部タイの文化的な中心地で、多くの寺院や市場があります。
チェンマイは山が連なるタイ北部に位置する都市です。
1296 年に建設され、1558 年までラーンナー王朝という独立国の首都でした。
そのためチェンマイの旧市街には、今も文化と宗教の中心地だった時代の遺物である城壁や掘の跡が残されています。
また市内には、14 世紀のワットプラシンや、ヘビの彫刻で装飾された 15 世紀のワット チェディ ルアンなど、数百にも及ぶ仏教寺院があります。

パノムルン歴史公園
東北部のブリーラム県にある歴史的な神殿で、日の入り時の光景が美しいです。
これらの観光名所を訪れることで、タイの豊かな文化や自然の美しさを体験できます。
死火山の山頂に佇む、クメール王朝時代に建てられた歴史ある寺院で、精巧な彫刻が施されています。美しい景色が周囲に広がっている場所です。

6.タイパビリオンの紹介
”大きな幸福のため、いのちをつなぐタイ”
(THAILAND Connecting Lives for Greatest Happiness)
これをテーマに、コネクティングゾーンにて「ウィマーン・タイ」(VIMANA THAI)と名付けたタイパビリオンが建設されます。
また、「SMILE」のコンセプトで、タイ国に根ざした現地の知恵とイノベーションを兼ね備えたタイのアイデンティティを表します。
S : Siam (サイアム)
世界中に幸せをもたらすタイ・スマイル
M: Medical and Wellness Hub World Destination
医療・健康のハブ、医療ツーリズムの目的地
I: Inspiration towards Wellness Community(ウェルネス・コミュニティへのインスピレーション)
優れた地理、気象、文化、伝統、生き方、健康、信仰、知恵について語ります。
L: Living Lab(リビングラボ)
タイ様式の実験所
E: Enchanting Thailand(魅力的なタイ)
タイの魅力を世界中の人々に

まとめ
タイの文字や宗教、建造物など日本とは全く文化が異なっています。
だからこそ、まだ知られていない神秘的・魅力的な部分が多くあるある国、ぜひ訪れてみたい国ということが分かりました。