2025年R1決勝!出場者・審査員の特徴一覧、友田オレの芸風は?

2025年のR-1グランプリの決勝戦は、2025年3月8日(土)18:30から20:54にかけて、関西テレビ・フジテレビ系で生放送されます。

9人の芸人たちが23代目王者の称号と優勝賞金500万円をかけて競い合います。
決勝進出のファイナリスト9名はそれぞれの芸風をもっています。
詳しくみていきましょう。

1.2025年のR-1決勝進出者は?

決勝進出者は9名です。それぞれ詳しくみていきましょう。

ヒロ・オクムラ(Sony Music Artists)

初の決勝進出を果たし、トップバッターを務めます。
独特なテンポと「文字量」の多い芸風が特徴です。

ピン芸人として活動する傍ら、ユニット「今夜も星が綺麗」のメンバーとしても活躍しています。
YouTubeチャンネル「今夜も星が綺麗ですね」を運営し、ほぼ毎日生配信を行っています。

約12年の芸歴を持つベテラン芸人であり、独自のスタイルと多様な活動で注目を集めています。

チャンス大城(吉本興業)

独特な世界観と「なんじゃこれ?」というネタ予告で注目を集めています。
50歳で、史上初となる50代での決勝進出を果たし、芸歴35年目での決勝進出も過去最長記録となっています。

「地下芸人」として知られ、独特の芸風で注目を集めています。
波乱万丈な人生経験(いじめられっ子時代、ホームレス生活、借金生活、結婚・離婚など)を赤裸々に語る芸風が特徴的です。
政治、宗教、心霊など、一般ウケしにくい、地上波では絶対に流せない内容のネタも得意としています。
シリアスな話をコミカルに語り、観客に共感と笑いを同時に引き起こしています。
また、実体験の驚きのエピソードが次々と飛び出し、観客を飽きさせることはありません。

一方で、飾らない人柄と、どこか抜けているような雰囲気で親近感を抱かせています。

田津原理音(吉本興業)

2023年優勝者であり、2度目の優勝を狙っています。
ピン芸人としての覚悟と「よしもとピン芸人を背負う」という意気込みが話題になっています。

芸はフリップネタを中心とした斬新なスタイルであり、日常の「あるある」を独特の視点で切り取るネタや、カードゲームを題材にした新機軸のネタ、鋭いツッコミと独特のパフォーマンスを披露しています。

ネタのために本物のカードを自作するなど、小道具へのこだわりがあります。
「銀河イチ、平場が弱い」と自称していますが、R-1優勝後はドラマ出演も決定し、活躍の場を広げています。

斬新なネタと独特の世界観で注目を集める若手芸人として、今後のさらなる活躍が期待されています。

ハギノリザードマン

『細かすぎて伝わらないモノマネ』で証明された緻密な観察眼とニッチな笑いが特徴です。
また、日常生活の細かい動作や状況を独特の視点で切り取る「日常モノマネ」も特徴的です。

スキンヘッドを活かしたビジュアルギャグや手作り小道具を使用する芸をしています。
コスプレや手作りの小道具を駆使したパフォーマンスや、「あるあるネタ」を巧みに取り入れたスタイルの芸風です。

R-1グランプリは初の決勝進出ですが、約21年の芸歴を持つベテラン芸人であり、近年テレビ出演も増え、さらに活躍の場を広げています。

ルシファー吉岡(マセキ芸能社)

過去にも高い評価を受けた実力派ピン芸人です。
今までに6回、R-1グランプリの決勝に進出しています。

芸風として、下ネタコントの名手として知られており、繊細な演技力と独特の世界観に特徴があります。
下ネタを中心としながらも、知性やストーリー性、社会風刺を織り交ぜた「知的な笑い」を提供しています。
それ以外にも、教師や上司などの日常的なキャラクターを演じ分け、観客が共感できる設定を用いています。

また、観客を飽きさせない絶妙なテンポと間の話術が特徴です。
言葉の言い回しや表現にも工夫を凝らし、強烈なインパクトを残してきました。
日常の悲哀をユーモアに変え、ペーソスを効かせたオチで締めくくる構成も評価されています。

今回のR-1グランプリでは、「R-1は”ゴールでありスタート”」と語っており、優勝への意欲を見せています。
高い演技力と経験豊富な芸歴から、今大会でも注目を集めています。

吉住(プロダクション人力舎)

THE Wの王者としても知られる実力者です。
『THE W』優勝後も、R-1のために常にネタと向き合い続けています。
観客に受け入れられるネタ作りを意識し、自身が「好きだな」と思えるネタを持ち込んでいます。

芸風は主にコントで構成されており、日常の中に潜む違和感や奇妙さを独自の視点で描いています。
演技力と繊細なネタ作りが評価されており、観客をじわじわと引き込むスタイルが特徴です。

R-1グランプリには過去3回決勝進出をしています。
今回は唯一の女性ファイナリストとして注目されており、「ここで優勝できたら自信になる」と語っています。

さや香 新山(吉本興業)

さや香のメンバーとして出場し、独特な世界観とスロー漫才が特徴的です。
言葉遊びを駆使した高度なネタ構成は、最初は難解に感じますが、見続けるうちに面白さが増す独特の世界観になっています。

コンビではボケを担当しており、独特のユーモアセンスと親しみやすいキャラクターが特徴です。
漫才では、相方・石井さんとのテンポの良さが魅力とされています。

友田オレ(GATE)

23歳の最年少決勝進出者です。

早稲田大学文化構想学部を卒業しています。
大学在学中からお笑い活動を開始し、お笑いサークル「お笑い工房LUDO」に所属していました。

2022年にYouTubeで投稿したネタが話題となり、テレビ番組「スッキリ」で紹介されたことがあります。
2023年にはABCお笑いグランプリの決勝に進出をし、芸歴3年目の「超新星」として注目されています。

友田オレの芸風は、歌とフリップを組み合わせた独特のネタを披露することです。
オリジナル曲を中心とした歌ネタが特徴で、独特なリズムネタとシュールな世界観で人気があります。

マツモトクラブ(Sony Music Artists)

主にコントを得意とし、ストーリー性の高いネタと達者な芝居が特徴です。
また、独特な世界観と演技力を持つコントスタイルで知られています。
日常のあるあるを切り取り、リアルな演技で観客を引き込むと同時に、短時間で伏線を回収し、笑いと感動を織り交ぜた独自の演劇的なネタを展開していきます。

マツモトクラブは、2025年の「R-1グランプリ」で7回目の決勝進出を果たし、ベテランとして注目されています。
長いキャリアを持ち、初の決勝進出からは10年が経過しています。

これまで何度もR-1グランプリの決勝に進出しているものの、優勝経験はありません。
「勝ち方がわからない」と語りつつも、今回は「楽しむこと」を目標に掲げています。

この決勝には、過去の優勝者や実力派ベテラン、注目の新人など、多様な芸人が揃っています。
初決勝進出者から連覇を狙う者まで、それぞれが独自の芸風と戦略で優勝を目指します。
全体的に、個性的で独自の世界観を持つネタが多く、観客を引き込む演技力や構成力が重視されています。

2.2025年の今大会の特徴は?

今大会は史上最多の5511人がエントリーしています。

決勝ファーストステージでは審査員による得点審査が行われ、上位3人がファイナルステージに進出します。
ファイナルステージでは、審査員による決選投票で優勝者が決定します。

3.注目審査員と審査の傾向は?

陣内智則、バカリズム、小籔千豊、ハリウッドザコシショウ、野田クリスタル(マヂカルラブリー)に加え、新たに2名が加わり計7名体制となっています。

陣内智則

2020年(第19回大会)からR-1グランプリの審査員を務めています。
2025年の大会で6年連続の審査員を務めることになります。

陣内智則は自身もR-1グランプリの第2回大会(2003年)で優勝した経験があり、その経験を活かした審査が評価されています。
審査員を務める中で、「笑いの本質」を見極めることの重要性を強調しており、単なる笑いの量だけでなく、ネタの質や芸人の個性にも注目して審査を行っています。

バカリズム

2015年(第13回大会)からR-1グランプリの審査員を務めています。
2025年の大会で11年連続の審査員を務めることになります。

バカリズムは、自身もR-1グランプリで3度優勝(2008年、2010年、2011年)した経験を持つため、その豊富な知識と視点を活かした審査が特徴です。
審査員としては、ネタの新しさや独創性、そして観客を引き込む力に注目した審査を行っています。

小籔千豊

2022年からR-1グランプリの審査員を務めています。
2025年の大会で4年連続の審査員を務めることになります。

小籔千豊は、初審査員時に「全員ぼろカスに言いたい」と宣言しつつも、ファイナリストに対するリスペクトを示し、ユーモアを交えながら審査を行っています。

ハリウッドザコシショウ

2021年からR-1グランプリの審査員を務めています。
2025年の大会で5年連続の審査員を務めることになります。

ハリウッドザコシショウは、2016年のR-1グランプリで優勝した経験を持ち、その後審査員として参加するようになりました。
審査員としては、的確な批評と真摯な態度が評価されており、ネット上でも好評を博しています。

野田クリスタル

2021年からR-1グランプリの審査員を務めています。
2025年の大会で5年連続の審査員を務めることになります。

野田クリスタルは、2020年のR-1グランプリで優勝した経験を持ち、翌年から審査員として参加するようになりました。
彼は審査員として、ネタの面白さや切り口を重視し、芸人の年齢や経験ではなく、純粋にネタの質で評価することを心がけています。

4.今大会の見どころは?

霜降り明星(せいや・粗品)と広瀬アリスが5年連続でR-1グランプリのMCを担当します。

この2組は、5年連続でR-1グランプリ決勝のMCを務めています。
息の合ったタッグとして評価されており、継続して起用されてきました。

粗品は時にユーモアを交えた発言をすることがあり、番組に面白みを加えています。
広瀬アリスは女優としての経験を活かし、落ち着いた進行を行っています。

この3人のMCが協力して番組を盛り上げ、出場者や視聴者にとって楽しい雰囲気を作り出しています。
また、コメディ番組の進行に適した組み合わせとして定着しており、R-1グランプリの顔として親しまれています。

今回のR-1グランプリは、実力派と新星が入り混じったラインナップで、特に田津原理音の連覇挑戦や、個性的なネタを持つチャンス大城らのパフォーマンスに注目が集まります。

また、審査員が7名となり、より多角的な視点で評価される点も興味深い点です。

まとめ

今回の決勝には、過去の優勝者や実力派ベテラン、注目の新人など、多様な芸人が揃っています。
そして、初決勝進出者から連覇を狙う者まで、それぞれが独自の芸風と戦略で優勝を目指しています。

全体的に、個性的で独自の世界観を持つネタが多く、観客を引き込む演技力や構成力が重視される大会となるでしょう。

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はじめまして。kohです。
元公務員。好きなことや興味あることをしていきたくて転職しました。
趣味は一人旅。気になること、興味あることを記事にしていきます。
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