心療内科・精神科の受診の仕方

まずは電話で問い合わせ、予約をします。

1.予約

最近では電話の他、インターネットやSNSを通して予約をするクリニックもあります。
予約にあたって、

  • 評判が良すぎて予約することが不可能(「一週間分ずつ、特定の曜日にホームページから予約」、そして「1時間程で予約がうまる」という口コミのあるクリニックがありました。)
  • 予約可能なのが数週間後
  • すぐに診てもらえるのが数日後

ということはよくあります。
そのため予約後数日は、仕事を耐えながら過ごすか、しばらく時休や年休をつかいながら過ごすか考える必要があります。

2.初診

初めて受診する際に聞かれること、されることは…

  • 診察前

・問診票の記入
・心理テスト
・受診の前に主治医とは別の医師から予診

  • 診察中

・しんどくなった原因、心身の状態の聞き取り

  • 診察後

・違う種類のの心理テスト
→診察で聞き取った内容をふまえて

・健康診断(心電図や血液採取など)
→精神的な病気が原因か、内臓など体自体の病気が原因か判断するため

があり、予約したにも関わらず…と思ってしまうほど待ち時間が長かったり、会計が終わるまでに数時間かかったりします。

初診の内容は病院・クリニックによって違うので、あくまで参考です。
初診の診察自体に1~2時間かかることもあります。

3.受診頻度、ペース

はじめのうちは体調面、精神面、共に不安定なので1週間に1回か2週間に1回で通院を言われるかもしれません。

気持ちや体調が徐々に落ち着き、生活リズムが落ち着いてくると、月に1~2回のペースになってくるでしょう。

患者自身の気持ちや希望と、医師の判断で受診の頻度が決まってきます。

4.制度

自立支援医療制度

診断された病名が制度の対象になっていれば、自己負担が1割になるというものです。
制度を利用するには、医師の診断書と市町村での申請が必要になります。
市町村などに指定された「指定自立支援医療機関」で受診する必要があります。

通院に時間と費用がかかり該当しそうな場合は医師に相談するといいです。
ちなみに、私は「申請のための診断書にお金がかかり、申請してもメリットはない」と言われてしまい申請していません。

5.合わなかったら

心療内科・精神科に通うということは…

心身が壊れかけて、客観的、正常な思考・判断がしにくい
内面のこと、生育歴など話すことになる

ということで、医師の言葉や態度一つひとつで救われたり傷ついたり不信感を抱きやすい状況です。
そのことによって症状が良くなるか、変わらないか、大きく変わってきます。

そのため、医師との相性は重要になります。
もし相性が合えば…

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相性が合わなければ…

割り切るしかない。
病院・クリニックを変える。
同じ病院・クリニック内で主治医を変える。


医師を変更することによる負担を考えると割り切るのも一つです。

私の場合は3か所とも合わなかったので、3回とも「職場へ提出する診断書を書いてもらうため」と割り切り、言い聞かせ、通院の際は適当にやり過ごしていました。

が、1か所、どうしても耐えきれなくなり、そこでは主治医の変更をしてもらいました。

精神的ストレス軽減のために通っていたはずの病院なのに、通ってその医師と顔を合わせることがかなりのストレスとなっていたからです。

前述の「申請してもメリットはない」と言った医師です。

職場への診断書提出の関係から、変更後の医師とは2回しか関わることがありませんでしたが、もっと早くに変更してもらえば良かったと思うほど心を許せる医師でした。

他の2か所の通院は、職場に復職した瞬間、自己判断で終わらせてしまいました。

本当は、以前のように本調子で仕事ができるまで通院した方が良いのでしょうが、通院をやめたことで何か言われたり支障が出たりということはなかったです。

よっぽど心を許せる人や信頼している人でないと話さない内容も、受診の際は話すことになります。
心づもりをしておきましょう。

小学校教諭として16年間勤務。
病休、休職、退職を経て第2、第3の人生を猛進中。
趣味は一人旅。

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