万博が開催してじわじわ知られてきた「コミャク」。
一体どんなキャラクターなのか、どこで見ることができるのか、紹介していきます。
1.「コミャク」の正体とは?
「コミャク」は、万博公式キャラクター「ミャクミャク」と同じく、万博ロゴマークをもとにデザインされた目玉のようなイラストです。
しかし、「コミャク」は大阪・関西万博の公式キャラクター「ミャクミャク」とは別の存在で、正式なキャラクターではありません。
「コミャク」の本来の正式名称は「ID」または「Design Element ID」ですが、SNSで「ミャクミャクの子どもみたい」と話題になり、「コミャク(こみゃく)」という愛称が広まりました。
コミャク自体は、赤い円が連なるデザインは「細胞」をイメージしており、生命やつながりを象徴しています。
2.「コミャク」誕生の由来
「コミャク」は、万博会場のアート企画を担当するクリエイティブディレクター・引地耕太さんが2022年春に考案し、会場全体の空間デザインの一部として誕生しました。
「ID」という名前には「identity(個性)」の意味が込められています。
また、万博のロゴマーク(赤い細胞が連なったデザイン)をモチーフにしており、「いのちのはじまり」や「細胞レベルの生命の源」、「いのちの多様性」や「つながり」を表しています。
25組のアーティストと共に描かれ、会場内25か所にそれぞれ異なる姿で登場しています。
太陽の塔やドローンなど、さまざまな形に変化し、まるで八百万(やおよろず)のいのちのように多様性を体現しています。
3.万博会場内でのコミャク
万博会場の地面や大屋根リングなど、計25か所に「コミャク」のイラストが描かれています。
太陽の塔やドローンなど、さまざまな形にアレンジされており、来場者は「コミャク」を探しながら会場巡りを楽しむことができます。
「コミャク」を撮影してSNSに投稿する人も多く、ちょっとした“隠れキャラ探し”が人気となっています。
アート企画を担当した引地耕太さんは、「共創(Co-creation)」の意味を込めて「Co―myaku design(コミャクデザイン)」と名付け、来場者が自分なりの発見や楽しみ方を共有できる場を目指したと語っています。
4.万博会場内でのコミャクの見つけ方
会場内に25か所!多様な姿を意識しよう
「コミャク」は会場内に全部で25か所、それぞれ異なるデザインやモチーフ(太陽の塔、ドローン、乗り物など)で描かれています。
一つ一つが全く違う姿なので、「同じ形を探す」のではなく、「いろんなバリエーションがある」と意識して探すのがポイントです。
地面・壁・大屋根リング・サインをよく見る
地面や壁にペイントされている「コミャク」が多いので、上だけでなく足元や壁際も注意して歩きましょう。
会場のシンボルである大屋根(リング)の上や、案内サイン、モニュメントにも隠れていることがあります。

ゲート付近や案内サインは要チェック
東ゲートでは「WELCOME」「GOODBYE」と見えるアンビグラムの「コミャク」がお出迎え・お見送りしてくれます。
「Co-MYAKU Sign」と呼ばれる案内サインや、遊び心あるケンケンパ・あみだくじ型のサインにも「コミャク」がデザインされています。

人気スポットを狙う
特に人気の「コミャク」スポットは、東ゲートのWELCOME/GOODBYEこみゃく、太陽の塔こみゃく、ドローンこみゃく、大屋根リング上のこみゃく、乗り物こみゃくなどです。
これらはSNSでも多く投稿されているため、事前に画像を見てイメージしておくのもおすすめです。
SNSで「#こみゃく」を検索し、ヒントを集める
来場者がSNSで「#こみゃく」と投稿している写真や発見報告が多数あるので、事前にチェックしてヒントを得ると効率的です。
他の人が見つけた場所を参考に、自分だけの「こみゃくアルバム」を作るのもおすすめです。
公式アプリや会場マップを活用
会場マップや公式アプリには「コミャク」のヒントや位置情報が載っている場合があります。
マップをよく見て、見落としがちな場所もチェックしましょう。
宝探し気分で隅々まで観察!
「コミャク」は普通に歩いているだけでは気づきにくい場所にも隠れています。
パビリオンの待ち時間や移動の合間に、壁や床、サイン、モニュメントなどをじっくり観察してみてください。
まとめ
「コミャク」は、万博公式キャラクター「ミャクミャク」と同じく、万博ロゴマークをもとにデザインされた目玉のようなイラストです。
そして正式名称は「ID」。
「コミャク」として親しまれているこのキャラクターは会場内25か所に多様な姿で潜んでいます。
地面や壁、サイン、大屋根リングなどをよく観察し、SNSや公式マップのヒントも活用しながら、宝探し感覚で会場で自分だけの「コミャク」を見つけてみると、愛着や楽しさも倍増するでしょう。