「週末縄文人」は、平日はサラリーマンとして働き、週末に山で縄文時代の生活を再現する30代の2人組YouTuberです。
2人のことについて、さらに詳しくみていきましょう。
1.「週末縄文人」とはどういう人?
メンバー
「縄(じょう)」:1991年秋田生まれ。大学時代はワンダーフォーゲル部に所属。
「文(もん)」:1992年東京生まれ。幼少期を米国で過ごす。
週末縄文人の2人の関係は?
2人は同年代ですが、出身地は違います。そんな2人の関係は…
・同じ会社に勤める同期の同僚
・仲のいい友人関係
・飲み会で意気投合したことがきっかけで親しくなった
・共通の趣味として、先住民や文化人類学があった
そして…
縄さんが提案した「週末縄文人」の活動に、文さんが協力する形で、共同プロジェクトが開始されました。
週末の縄文生活再現活動を通じて、互いの長所や短所を理解し、補い合う関係に発展。
縄文時代から江戸時代まで文明を進めるという長期的な目標を共有することで、より強固な絆が形成されることとなりました。
2.「週末縄文人」は普段何をしている人?
普段はサラリーマンとして働き、週末に山で縄文時代の生活をしています。
縄文時代の生活の内容は…
・現代の道具を一切使わず、自然にあるものだけでゼロから文明を築く。
・石斧の製作、竪穴住居の建設、縄文土器の焼成などを実践。
YouTubeの活動は…
・チャンネル名:「週末縄文人」
・登録者数:13.6万人以上(2025年2月1日現在)
・月1〜2本程度の動画投稿。
3.「週末縄文人」の縄文生活の目的は?
・縄文時代から始め、最終的には江戸時代まで文明を進めることを目指している。
・仕事の意義や生きることの実感を探求。
・現代社会の便利さや効率性に疑問を投げかけ、原始的な生活を通じて新たな視点や価値観を提示している。
4.「週末縄文人」になった理由やきっかけは?
1.仕事の意義への疑問
・必死に働いていたが、「何のために働いているのか」「その仕事が本当に人や社会の役に立っているのか」という疑問。
・コロナ禍で「不要不急」という言葉を耳にし、生きていく上で本当に必要なものは何かを考えるようになった。
2.生きる実感の追求
・日々の忙しさの中で失われていた「生きている」という実感を求めている。
・より本質的な生活や営みへの関心。
3.現代社会への違和感
・日々の忙しさの中で、季節の変化に気付かないほどの自然から離れていることへのショック。
・毎年同じ生活の繰り返しや、友人との会話の内容が変わらないことへの疑問。
4.自然との触れ合い
・山での活動や自然の中での生活への憧れ。
5.新しい挑戦への欲求
・現代の道具を使わずに生活する難しさへの挑戦。
6.自己実現の欲求
・現代の道具を使わずに生活する難しさへの挑戦。
・「100%自分たちの力だけでやれた」という実感を得られる活動への憧れ。
7.文明の根源への興味
・「文明が崩壊したらどうなるか」という考え。
・ゼロから文明を築き上げる過程を体験したい欲求。
4.どれくらいの時間を縄文生活に費やしているの?
週末縄文人は、縄文時代の生活を再現するために、多くの時間を費やしています。
具体的にどんなことにどのくらいの時間かけているのか…
・糸づくり…6時間
・石斧の製作…20時間
・土をこねる…5日間
・竪穴住居の建設…30日間
これらの作業は、現代の道具を使わずに行うため、非常に時間がかかります。例えば、土器作りでは、納得のいく作品を完成させるまでに2年もの歳月を要しました。
一方で、実際の縄文時代の人々の労働時間については、一説によると1日約4時間程度だったとされています。
これは、当時の気候が温暖で食料が豊富だったことや、現代のような労働の概念が希薄だったことが理由として考えられます。
5.週末縄文人になったことで、どんな変化が起きた?
週末縄文人になったことで、縄さんと文さんは様々な変化を感じています。
1.自然への感受性の向上
・季節の変化や環境の移り変わりに敏感になった
・自然の見方が豊かになり、素材の活用可能性を見出せるようになった
2.生きる実感の獲得
・「今この瞬間」に集中することで、生きている実感を得られるようになった
・100%自分たちの力で何かを成し遂げた時の達成感を味わえるようになった
3.現代文明への再評価
・文明に対する批判的な見方から、文明のすごさを実感するようになった
・日々の営みを丁寧に行うことの大切さに気付いた
4.仕事や生き方への考え方の変化
・漠然と生きる意味について考えることが減った
・縄文生活で習得した技術が、直接生活に役立つことに価値を見出すようになった
5.時間感覚の変化
・縄文生活の変化の速度がゆっくりであることを実感
・デジタルとアナログの時計の違いのように、時間の感じ方が変化
これらの変化は、縄文時代の生活と現代社会での生活とを比較する貴重な機会であり、私たちが学ぶことが多いとも言えるでしょう。
まとめ
「週末縄文人」として縄文生活をしているのは…
「縄(じょう)」(1991年秋田生まれ)と「文(もん)」(1992年東京生まれ)の2人で、会社の同期で同僚の2人。
普段はサラリーマンとして働き、週末に山で縄文時代の生活をしています。
仕事の意義への疑問、現代社会への違和感、自然との触れ合い、自己実現の欲求、文明の根源への興味などの理由から、縄文生活を始めました。
具体的な生活内容は、現代の道具を一切使わず、自然にあるものだけでゼロから文明を築いたり、石斧の製作、竪穴住居の建設、縄文土器の焼成などです。