山陰グルメ食べ尽くし旅|岡山・島根・鳥取で実際に食べたおすすめ&正直レビュー(写真付き)

「山陰って、砂丘と出雲大社以外に何があるの?」

もしそう聞かれたら、私は迷わず「圧倒的な食のポテンシャル」と答えます。

今回の旅のテーマは、岡山・島根・鳥取の3県を縦断・横断しながら、地元で愛される味を食らい尽くすこと。

SNS映えするキラキラしたカフェだけでなく、地元民が普段使いするスーパーの味から、歴史ある名店、さらには意外なチェーン店の地域限定メニューまで、「全て実食・全て写真あり」のリアルな情報をお届けします。

特に、青春18きっぷを利用した鉄道旅や、のんびりとした一人旅を楽しみたい方には、最高のガイドになるはずです。

移動中の買い食いや、乗り継ぎ待ちの時間さえもグルメタイムに変える、山陰の胃袋を刺激するレポート、それでは、胃袋を空にして読み進めてください!

山陰グルメ旅の魅力|ローカルだからこそ味わえる“本物の美味しさ”

山陰地方のグルメを一言で表すなら、「滋味(じみ)深い」です。

派手な広告を打っているお店よりも、ひっそりと佇む店の方が驚くほど美味しい。

それが山陰の面白さです。

山陰はグルメが地味に強い

日本海の荒波に揉まれた新鮮な魚介類はもちろん、実は「出汁」の文化が非常に発達しています。

宍道湖のしじみ、アゴ(トビウオ)出汁など、一口飲めば「日本人でよかった」と思える深みが至る所に潜んでいます。

海鮮・出汁文化・ご当地パンなど幅広い

山陰の食は魚だけではありません。

鳥取の「バラパン」に代表される独特なパン文化や、出雲そばのような伝統食、さらには「すなば珈琲」のような独自進化したカフェ文化、そしてアニメ聖地のカフェまで、バリエーションが驚くほど豊かです。

観光地価格じゃないリアルな美味しさ

京都や東京の有名観光地とは異なり、山陰は「地元の人が美味しいと思う価格帯」で提供されている店が多いのが特徴です。

リーズナブルなのに、素材の質は超一流。

このコストパフォーマンスの高さこそ、旅人(特に18キッパー)にとって最大の魅力です。

【エリア別】実際に食べた山陰グルメ一覧(写真あり)

まずは、今回の旅で出会ったグルメたちをダイジェストでご紹介します。

気になるエリアからチェックしてみてください。

岡山エリア(旅の玄関口・移動のお供)

  • 岡山の駅弁:瀬戸内の海の幸を凝縮。旅の始まりの儀式。
  • 生もみじまんじゅう:広島名物ながら、岡山駅での入手性は高く、島根への移動中にパクり。

島根エリア(歴史と出汁の宝庫)

  • のやき:島根県民のソウルフード。コンビニやスーパーには必ずある。
  • しじみラーメン:宍道湖の恵みを凝縮した至極の一杯。
  • 出雲そば:日本三大そばの一つ。出雲大社近くの名店「荒木屋」で五段を完食。

鳥取エリア(B級グルメと独自カフェの聖地)

  • コーヒーバラパン:見た目も可愛い、鳥取が誇るロングセラー。夕暮れの海辺で。
  • 肉うどん:駅そばのレベルが異常に高い。
  • 寿司:境港直送。回転寿司のレベルがもはや「回る高級店」。
  • すなば珈琲(パック):コンビニでも買える、鳥取のアイデンティティ。
  • あさりうどん:まさかの丸亀製麺!でも地域限定だったので迷わず実食。
  • コナンのチーズドリア:北栄町(コナン駅)の「喫茶ポアロ」で見つけた、ファン垂涎の映えグルメ。
  • すなば珈琲(店舗モーニング):店舗のモーニングはネタじゃなく、本気で美味い。キャラメル味の誘惑。
  • 砂たまご:鳥取砂丘の店で出来立てを。熱々で香ばしい。
  • 砂丘そば:鳥取駅構内で。あご出汁が染み渡る。

岡山グルメ|旅のスタートで味わう“駅グルメの完成度”

山陰への入り口となる岡山駅。

ここは「駅弁」の激戦区であり、新幹線から特急「やくも」への乗り継ぎ時間は、グルメハンティングの重要な時間です。

駅弁|移動中でも満足度が高すぎる理由

岡山の駅弁

旅の始まりは、やはり駅弁から。

岡山は「晴れの国」と呼ばれ、瀬戸内海の魚介と美味しいお米に恵まれています。

今回選んだのは、肉、卵、野菜がバランスよく配された、食欲をそそるお弁当。

特急「やくも」の座席に座り、お弁当を広げる瞬間は、何度経験してもワクワクします。

冷めても美味しいお米、しっかり味の染みたお肉。

車窓を流れる高梁川の景色を眺めて食べる駅弁は、移動時間を最高のランチタイムに変えてくれます。

18きっぷ旅でも、こうした駅弁の贅沢を取り入れることで、旅の満足度は格段に上がります。

生もみじまんじゅう|しっとり食感がクセになるスイーツ

生もみじ饅頭。1個から販売されていて、旅のお供に必需品

「もみじまんじゅうは広島だろ?」という声が聞こえてきそうですが、岡山駅は山陽・山陰・四国を結ぶ一大ターミナル。

近隣県の名物も豊富に揃っています。

島根へ向かう長い移動時間(特急やくもで約3時間!)に備え、糖分補給用として購入しました。

特に「生」タイプは、生地に餅粉が使われており、モチモチとした食感が特徴。

普通のもみじまんじゅうとは一線を画す、しっとりとした上品な甘さです。

乗り継ぎ待ちのホームや、電車内で少し小腹がすいた時に、この個包装のスイーツがどれほどありがたいか。

旅人にとって、岡山駅での「生もみじ」購入は、賢い戦略の一つです。

島根グルメ|素朴だけど深い“出汁と伝統の味”

島根に入ると、空気感が一変します。

神話の国にふふさわしい、歴史を感じる味が待っています。

ここでは特に「出汁」の文化に感動しました。

のやき|地元感MAXの練り物グルメ

のやき。一つ200円前後で購入でき、小腹が空いた時にも大活躍

島根を代表する練り物「のやき」。

アゴ(トビウオ)のすり身を焼き上げたもので、香ばしさがたまりません。

島根のコンビニやスーパーに行けば、必ずと言っていいほど「のやき」コーナーがあり、何種類もの商品が並んでいます。

地元の人にとっては、日常生活に溶け込んだソウルフードなのです。

今回私は、数種類を買い込んで食べ比べをしました。

チーズ入りや、プレーンなもの。どれもアゴの旨味が凝縮されており、噛めば噛むほど味が深まります。

18きっぷ旅の途中、乗り継ぎ待ちの時間にコンビニで買って、ホームでパクつくのも良いですし、ホテルの晩酌セットにぜひ加えてほしい、地元感満載の一品です。

しじみラーメン|体に染みる最強スープ

しじみラーメン。夜に食べたけれど、食べやすく美味しく、パクっといけちゃいます

松江・宍道湖周辺を訪れたら絶対に外せないのが「しじみラーメン」。

見た目はシンプルですが、そのスープの実力は想像を絶します。

一口スープを啜った瞬間、しじみの濃厚な旨味が口いっぱいに広がり、五臓六腑に染み渡ります。

塩ベースの透明感あるスープは、全く雑味がなく、しじみのエキスだけを純粋に抽出したかのよう。

すべて飲み干してしまいました。

島根の荒波(?)を乗り越えてきた旅人の体に、これほど優しく、そして力強く寄り添ってくれるスープはありません。

しじみの身もしっかりと大きく、一つひとつ身をほじくり返して食べるのも楽しい時間です。

これでもかと言うほど、しじみがたっぷり入っていました。

出雲そば|コシと香りが別格のご当地そば

出雲そば。三段で一人前の量ですが、味変しながらスルスルっと食べれます

島根グルメの王様といえば、やはり「出雲そば」。

日本三大そばの一つに数えられ、そば粉を殻ごと挽く「挽きぐるみ」製法のため、色が黒っぽく、香りが非常に強いのが特徴です。

今回は、出雲大社近くの超名店「荒木屋」さんへ。

いただいたのは、定番の「割子(わりご)そば」の五段。

丸い器に盛られた蕎麦が五つ重なって登場する様は圧巻です。

一段ずつ、薬味とつゆを直接かけていただきます。

コシの強さと、喉を通る時の蕎麦の香りの強さに、これまでの「そば」の概念が覆されるはずです。

荒木屋さんは、蕎麦だけでなく、一緒についてくるお汁に写っているオレンジの器)も絶品。

蕎麦の美味しさを最大限に引き立てる、計算し尽くされた味でした。

出雲大社参拝とセットで、絶対に外せない体験です。

鳥取グルメ|B級グルメからカフェまで“幅が広すぎる街”

「鳥取には砂丘とコナンの家しかない」なんて、誰が言ったのでしょうか。

実際に歩いてみると、そこは独自の進化を遂げたB級グルメとカフェ文化のパラダイスでした。

コーヒーバラパン|ご当地パンの代表格

バラパン。プレーン、いちご、コーヒー、色々な種類が販売されています

鳥取(および島根の一部)のスーパーに行けば必ず目にするのが「バラパン」。

見た目がバラの花の形をしており、間にクリームが挟まっています。そのレトロなパッケージもファンの心を掴んで離しません。

特に「コーヒー味」は、甘さの中にほのかな苦味があり、どこか懐かしい味わい。

私は夕暮れの海辺で、沈む夕日を眺めながらいただきました。

ボリューム満点なので、朝食や旅のお供に最適です。

すなば珈琲|ネタじゃない、普通に美味い

コンビニにあったすなば珈琲。ウインナー珈琲。モーニング。どれも絶品でした

「スタバはないけど、日本一の砂場(砂丘)はある」という自虐ネタから生まれた「すなば珈琲」。

しかし、その実力は本物です。

店舗で体験したモーニングセットの充実ぶりには驚かされました。

パン、サラダ、ゆで卵、そしてサイフォンで丁寧に淹れられたコクのあるコーヒー。

キャラメル味が濃厚な、まるでパフェのようなウインナーコーヒーは旅の途中で休憩の時にいただきました。

砂丘観光前のエネルギーチャージに、これ以上ないスポットです。

また、店舗に行けなくても、コンビニに行けば「すなば珈琲」のパック飲料が売っています。

青空の下、このパックを片手に旅をするのも、鳥取らしい楽しみ方です。

コナングルメ|チーズドリアは映え&満足度◎

ポアロの店内とチーズドリア

名探偵コナンの作者・青山剛昌先生の故郷である北栄町(コナン駅)。

ここでの推しは、アニメにも登場する「喫茶ポアロ」で食べられるチーズドリアです。

追加注釈にもある通り、米花商店街の中にあり、店内はコナン一色。

いただいたドリアは、とろ〜り溶けたチーズと濃厚なミートソースが絶妙。

さらに、キャラクター(安室透!)のイラストが描かれたランチョンマットの上に提供され、ファンにはたまらない演出です。(このランチョンマットは紙製でもらえます)

見た目の可愛さはもちろん、味も本格的で、満足度の高いランチになります。

砂丘グルメ|出来立て砂たまご・駅ナカ砂丘そば

できたてのあったかい砂たまごをいただきました
あご出汁のから揚げ、のやきの入ったおそばは、おいしかったです

鳥取砂丘の観光とセットで楽しみたいのが、砂丘ならではのグルメ。

まずは「砂たまご」。

鳥取砂丘の熱い砂を利用して作られる、いわば「砂焼き卵」です。

砂丘と隣接しているお店で売られている出来立ては、殻が熱々。

殻を剥くと、白身が茶色く色付いています。

普通のゆで卵よりも、栗のようなホクホクとした食感と、ほんのり香ばしい風味が楽しめます。

そして、砂丘そば。

こちらは追加注釈にあった通り、鳥取駅の駅構内でいただきました。

あご出汁が効いた優しい味のスープに、おそばと、鳥取名物の「あごちくわ」が載っています。

砂丘を歩き回った後の体に、この優しい出汁が染み渡ります。

18きっぷの乗り継ぎ待ちの短い時間でも食べられる、旅人必須の駅グルメです。

うどん&寿司|地域限定あさりうどん・肉うどん・境港の新鮮ネタ

たっぷりのあさり、おいしいスープで大満足でした
肉うどん。味のしみたお肉とあっさり出汁のきいたお汁とうどんは絶品でした
境港で食べた新鮮なお寿司

鳥取での意外な収穫は、うどんとお寿司でした。

まずは「あさりうどん」。

丸亀製麺という全国チェーンですが、地域限定(山陰エリア限定)だったので、迷わず実食。

器から溢れんばかりのあさりの量に圧倒されます。

あさりの旨味が凝縮されたスープは、チェーン店の域を超えた美味しさ。

こういう「地域限定」に出会えるのも、実体験旅の面白さです。

そして「寿司」。境港でいただきました。

回転寿司のチェーン店でも、境港直送の新鮮なネタが並びます。

ネタの厚みと輝きを見てください。

特に「のどぐろ」や「カニ」がリーズナブルに食べられるのは、鳥取ならではの特権。

回転寿司という手軽さながら、味は完全に高級店のレベルでした。

実際に食べて分かった“当たりグルメランキングTOP5”

今回の「食べ尽くし旅」で、私の胃袋を特に掴んだベスト5を発表します!

順位グルメ名エリア感想(実体験に基づく一言)
1位しじみラーメン島根あのスープの旨味は、一生忘れられない。最強のデトックスフード。
2位出雲そば(荒木屋)島根蕎麦の香りの強さとコシ。五段を完食した瞬間の満足感。
3位境港の寿司鳥取「回る寿司」の概念が変わる。のどぐろが口の中で溶けた。
4位のやき(食べ比べ)島根地元民の生活に触れた気がした。アゴ出汁の香ばしさが◎。
5位岡山の駅弁岡山旅の情緒を最高潮に高めてくれる。冷めても美味しいお米に感動。

正直レビュー|微妙だった・人を選ぶグルメも解説

良いことばかり書くのは「リアル」ではありません。

実際に食べて感じた、好みが分かれるポイントもお伝えします。

  • 甘すぎる系のご当地パン

一部のご当地パンは、昭和レトロな味わいゆえに「砂糖の甘さ」がかなり強めです。

甘いものが苦手な人は、コーヒーや無糖の飲み物と一緒に買うことを強くおすすめします(コーヒーバラパンはその点、バランスが良かったです)。

  • 観光向け価格の店

有名観光地のど真ん中にある海鮮丼屋さんは、どうしても「観光地価格(2,000円〜3,000円超)」になりがちです。

今回私は、地元密着型の回転寿司(境港)や駅ナカのうどん(鳥取駅)を選んだことで、コストパフォーマンスの高い食体験ができました。

18きっぷ旅では、あえて観光地を少し離れる勇気が、美味しい出会いに繋がります。

  • 期待値との差(砂たまご)

「砂たまご」は美味しいのですが、味自体は「非常に美味しい香ばしいゆえ卵」の域を出ません。

過剰に「新しい味」を期待しすぎると、シンプルすぎて驚くかもしれません。

その「出来立ての熱々さ」と「香ばしさ」を楽しむのが正解です。

山陰グルメ旅を120%楽しむコツ

山陰での食体験をより豊かにするための、実体験に基づくポイントを紹介します。

  1. 朝が強い(モーニング文化)

山陰、特に鳥取や島根の主要駅周辺はモーニングが充実しています(すなば珈琲がその代表)。

早起きして、喫茶店でゆっくり朝食を摂るのが山陰スタイルの基本です。

  1. 移動中に食べる戦略(駅弁・パン・のやき)

18きっぷ旅や特急での移動が多い山陰では、車内がレストランになります。

岡山駅での駅弁や、島根のスーパーで買ったのやき、鳥取のバラパン。

これらを移動中に景色をスパイスにして楽しみましょう。

  1. 地域限定メニューを狙う(丸亀製麺の例)

全国チェーン店でも、山陰エリア限定メニューが存在します。

丸亀製麺のあさりうどんのように、「どこでも食べられる」と思わずにチェックしてみると、意外な名物に出会えます。

まとめ|山陰は“グルメ目的で行く価値あり”

今回の山陰グルメ旅を振り返って思うのは、「派手さはないが、一つひとつの料理に対する誠実さがすごい」ということです。

高級ブランド食材を追いかける旅もいいですが、山陰のように「その土地で獲れたものを、一番美味しい出汁で食べる」という旅は、心の底からリフレッシュさせてくれます。

  • 18きっぷとの相性も抜群(のんびりとした移動と買い食いが合う!)
  • 「全部写真あり」で紹介した通り、見た目にも美味しい
  • アニメ聖地のカフェ(コナン)まであり、バリエーションが広い

次の休みは、カメラを片手に山陰の美味しいものを探す旅に出かけてみませんか?

きっと、あなたの「美味しい」の基準が変わるはずです。

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はじめまして。kohです。
元公務員。好きなことや興味あることをしていきたくて転職しました。
趣味は一人旅。気になること、興味あることを記事にしていきます。
よろしくお願いします。

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