『豊臣兄弟!』のロケ地は、物語の原点である名古屋、合戦の迫力を生む岩手、そして秀長ゆかりの奈良や山形など、全国に広く分散しています。
大きな特徴は、「放送回(物語のステージ)ごとに撮影のメインエリアが移り変わる」こと。
初期の農村時代、中盤の戦場、そして後半の統治時代と、その時々の空気感を再現するために最適な場所が選ばれています。
この記事では、「どこで撮影されたのか」という結論を放送回別に整理し、効率よく回るための聖地巡礼ルートまでを網羅しました。
豊臣兄弟のロケ地はどこ?全体像をわかりやすく解説
主なロケ地一覧(全国分布)
本作の撮影協力としてクレジットされている主な地域は以下の通りです。
- 愛知県(名古屋市):兄弟生誕の地。
- 岩手県(盛岡市・奥州市):広大な風景、城郭、合戦シーン。
- 山形県(鶴岡市):大規模な農村・宿場町セット。
- 奈良県(大和郡山市):秀長が治めた政治の拠点。
- 滋賀県・京都府:歴史的建造物や田園風景。
放送回ごとにロケ地が変わる理由
農民から天下人の片腕へと駆け上がる物語であるため、必要とされる「画(え)」が時期によって全く異なります。
リアリティを追求するため、特定の場所で全てを撮るのではなく、各シーンに最適な「本物の場所」を求めて全国ロケが行われています。
「自然・史跡・セット」の3層構造とは
映像に深みを持たせるため、以下の3層を組み合わせています。
- 自然ロケ:東北や滋賀の広大な土地で、当時の「道」や「田畑」を再現。
- 史跡ロケ:現存する城跡や神社を使用し、歴史の重みを演出。
- セット:山形のオープンセットやスタジオで、細かな生活描写を撮影。
【第1回〜第4回】尾張・中村編ロケ地まとめ(名古屋・田んぼ)
愛知県名古屋市(中村公園・豊国神社)
物語のスタート地点。
秀吉・秀長が生まれた中村エリアは、現代では都市化が進んでいますが、生誕碑のある中村公園や豊国神社が、作品の精神的な支柱としてロケ協力を行っています。
農民時代の象徴としての中村の意味
秀長が「小一郎」として土にまみれていた時代。
この中村という土地があったからこそ、後の「庶民派の天下人」というイメージが形作られました。
滋賀県高島市(近江の田んぼ・農村ロケ)
実は、初期の印象的な「田んぼ」のシーンの多くは滋賀県で撮影されています。
高島市周辺の豊かな田園風景は、戦国時代の尾張・中村の面影を再現するのに最適でした。
山形県鶴岡市(スタジオセット)
兄弟の生家など、細かな生活空間は山形のオープンセット内に組まれました。
なぜ田んぼシーンは地方で撮影されるのか
名古屋の中村は現在住宅街となっているため、当時の「見渡す限りの田畑」を再現するには、現代的な遮蔽物がない地方の農村部でのロケが必須となるからです。
【第5回〜第8回】信長仕官・墨俣一夜城編(岩手・盛岡)
岩手県奥州市(えさし藤原の郷)
「大河ドラマの聖地」とも呼ばれるこの場所では、清洲城や初期の拠点シーンが撮影されました。
岩手県盛岡市(志波城古代公園)
秀吉が一夜城を築く際や、大軍勢が移動するシーンで、盛岡の志波城跡が活躍。
広大な敷地と巨大な門は、映像に圧倒的なスケール感を与えました。
なぜ東北ロケが多いのか
岩手県は「電柱が入らない広い空」と「未舗装の広い道」を確保しやすく、大軍が行軍するシーンにおいて、これ以上の場所はありません。
戦シーン・城シーンの撮影の特徴
東北の冷たくも力強い空気感は、信長という激しい主君に仕え、命を懸けて戦う兄弟の緊張感を際立たせています。
【第9回〜第13回】但馬攻め・中国大返し編(京都・兵庫)
兵庫県朝来市(竹田城跡)
秀長が但馬攻略の拠点とした場所。
霧の中に浮かぶ城跡の映像は、戦略家としての秀長の風格を際立たせました。
京都府京都市(下鴨神社・糺の森)
京の街中のシーンや、神社仏閣での密談シーンで使用。
京都ならではの苔むした森や歴史的建造物が、物語に深みを与えます。
兵庫県姫路市(姫路城)
中国攻めの拠点として登場。実写の姫路城の威容が、豊臣軍の勢いを象徴しています。
【第14回〜第17回】山崎の戦い・賤ヶ岳編(奈良・滋賀)
滋賀県長浜市(賤ヶ岳・長浜城)
柴田勝家との決戦の地。
実際に戦いが行われたエリアの起伏や風景が、リアリティある合戦描写に繋がっています。
奈良県大和郡山市(秀長の拠点)
後半、秀長が自身の領国として治める大和郡山。
城跡の石垣(逆さ地蔵)など、秀長の統治の苦労が偲ばれるスポットがクレジットされています。
山形・鶴岡市のロケ地|スタジオ撮影の中心
スタジオセディック庄内とは
「庄内映画村」として知られるこの場所は、数々の映画・ドラマが撮影される巨大なオープンセットです。
農村・町並みセットの役割
物語の中盤まで頻繁に登場する宿場町や農村のシーンは、ここで撮影されています。
ロケ地が全国に分散している理由
リアルな時代再現のため
各地に残る固有の風景を使い分けることで、映像に説得力を持たせるためです。
地域ごとの役割分担
農村なら滋賀や山形、戦場なら岩手、史実の空気感なら名古屋や奈良、と役割が明確です。
ロケ地巡りモデルコース
- 日帰り(名古屋):中村公園周辺で兄弟のルーツを辿り、大河ドラマ館へ。
- 1泊2日(名古屋+奈良):初日に名古屋、翌日に特急で奈良へ移動し、大和郡山城を巡る「秀長満喫ルート」。
- 東北巡礼:花巻・盛岡を拠点に、えさし藤原の郷と志波城を回る「映像体験ルート」。
ロケ地巡りの楽しみ方と注意点
- 構図のコツ:ドラマのワンシーンをスマホで確認しながら、同じ角度で撮影すると没入感が高まります。
- マナー:特に農地などは私有地も多いため、立入禁止区域には絶対に入らないようにしましょう。
豊臣兄弟ロケ地が人気の理由
「秀吉ではなく秀長が主役」という新しい視点が、これまであまり注目されなかった史跡に光を当てています。
歴史観光とドラマの感動がリンクすることで、各地の地域活性化にも大きく貢献しています。
まとめ|豊臣兄弟ロケ地は“全国で体験できる歴史ドラマ”
- 名古屋:物語の始まり、兄弟の絆の原点。
- 岩手:圧巻のスケールで描かれる戦国の動乱。
- 京都・奈良:天下統一への道筋と、秀長の統治の足跡。
全国に広がるロケ地は、どこを訪れてもドラマの感動を呼び覚ましてくれます。
ぜひ、お近くのロケ地から、豊臣兄弟の歩んだ道を感じてみてください!




