貴志川線たま駅長は、和歌山電鐵を代表する人気スポットとして全国から多くの観光客が訪れています。
初代たま駅長が廃線の危機にあった路線を救ったことは広く知られていますが、「現在の駅長は誰なの?」「さんたまがいない理由は?」「よんたま駅長には会えるの?」と気になる方も多いのではないでしょうか。
また、初めて訪れる方にとっては、たま電車の時刻表や猫駅長の勤務日、効率よく観光する方法も知っておきたいポイントです。
歴代猫駅長の歩みを知ることで、貴志川線の魅力をより深く感じられるでしょう。
そこで当記事では、貴志川線たま駅長の現在や歴代猫駅長の歴史、さんたまがいない理由、さらに観光を楽しむコツまで分かりやすく紹介します。
- 貴志川線たま駅長の現在と今会える猫駅長
- 歴代駅長と受け継がれてきた物語
- さんたまがいない理由や4代目・5代目との違い
- たま電車の時刻表や観光を楽しむポイント
貴志川線たま駅長の現在は?今会える猫駅長を紹介
現在の貴志川線たま駅長は、初代たま駅長の意思を受け継いだ猫たちによって活躍が続いています。
2026年には新しい体制となり、貴志駅と伊太祈曽駅でそれぞれ個性豊かな猫駅長が勤務しています。
まずは現在の猫駅長たちを紹介します。
現在の貴志川線たま駅長は3代目よんたま
現在の貴志川線たま駅長は、3代目となる「よんたま駅長」です。
よんたま駅長は2016年生まれの三毛猫で、生後間もなく保護されたあと、猫駅長としての訓練を受けました。
2017年には伊太祈曽駅の駅長見習いとなり、駅長としての経験を積み重ねています。
2026年1月には、2代目ニタマ駅長の後任として貴志駅長に就任しました。
初代たま駅長から続く伝統を受け継ぎながら、多くの観光客を迎えています。
堂々とした姿勢やカメラを向けられても動じない落ち着きから、「カメラ目線の天才」と呼ばれることもあります。
現在の貴志川線たま駅長として、よんたま駅長は地域のシンボルであり、和歌山電鐵を代表する存在です。
勤務日には多くのファンが全国各地から訪れ、写真撮影や交流を楽しんでいます。
伊太祈曽駅ではごたま駅長にも会える
貴志川線たま駅長を訪ねるなら、ごたま駅長にも注目しましょう。
ごたま駅長は2021年生まれの三毛猫で、「福を呼ぶ」という意味を込めた「ふく駅長」としてデビューしました。
特徴は幸運を引っ掛けると言われる「かぎしっぽ」です。
2026年1月には、よんたま駅長の貴志駅への昇格に伴い、伊太祈曽駅長へ就任しました。
穏やかな性格で、多くの利用者や観光客を優しく迎えてくれます。
なお、猫駅長には休日や健康管理のための休養日があります。
当日に会えない場合もあるため、出発前には和歌山電鐵公式サイトで勤務スケジュールやイベント情報を確認しておくと安心です。
(出典:和歌山電鐵)
貴志川線たま駅長の歴代を時系列で紹介
貴志川線たま駅長の歴史は、単なるマスコットの世代交代ではありません。
廃線の危機にあった路線を救った初代たま駅長の功績が、ニタマ駅長、そして現在のよんたま駅長へと受け継がれています。
歴代猫駅長の歩みを時系列で見ていきましょう。
初代たま駅長が世界的人気となった理由
初代たま駅長は、和歌山電鐵だけでなく地方鉄道全体の歴史を変えた存在です。
たま駅長さんは1999年に生まれ、もともとは貴志駅の売店「小山商店」で暮らしていた三毛猫でした。
2006年に和歌山電鐵へ路線が引き継がれた際、小嶋光信社長がたま駅長さんの「目力」に魅了され、日本初となる猫駅長への就任を決めました。
2007年1月5日に正式な駅長へ就任すると、その話題は国内だけでなく海外にも広がります。
関西大学の試算では、就任初年度だけで約11億円の経済波及効果を生み出したとされ、廃線寸前だった貴志川線の利用者増加にも大きく貢献しました。
2015年に16歳で亡くなった後も、たま駅長さんは「名誉永久駅長」となり、現在は貴志駅ホームにあるたま神社で「たま大明神」として地域や利用者を見守り続けています。
2代目ニタマ駅長が受け継いだ功績
2代目ニタマ駅長は、初代たま駅長の人気を受け継ぎながら新たな魅力を築きました。
ニタマ駅長さんは2010年生まれで、岡山市内で保護された後、和歌山電鐵の親会社である岡山電気軌道で育てられました。
2012年には伊太祈曽駅長兼貴志駅長代行としてデビューし、多くの観光客から親しまれます。
2015年には正式に「たまII世駅長」を襲名し、貴志駅長として活躍しました。
穏やかな性格でファンも多く、2021年にはウルトラ駅長、2022年には社長代理へ昇進するなど、歴代猫駅長の中でも重要な役割を担っています。
2025年11月に15歳で亡くなった後は、「名誉特別駅長」の称号が贈られ、2026年には「ニタマ駅守大神」として祀られました。
現在も多くのファンが感謝の気持ちを込めて参拝しています。
3代目よんたま駅長へのバトン
現在の貴志川線たま駅長であるよんたま駅長は、長い見習い期間を経て3代目駅長となりました。
よんたま駅長さんは2017年から駅長見習いとして経験を積み、2018年には伊太祈曽駅長へ昇格しました。
多くの観光客との交流を重ねながら、駅長として必要な接客や立ち居振る舞いを学んできた経歴があります。
2026年1月には正式に貴志駅長へ就任し、歴代駅長のバトンを受け継ぎました。
就任式では堂々とした姿を見せ、多くの報道陣やファンから祝福されています。
現在は貴志川線たま駅長の新しい顔として活躍し、ごたま駅長や駅長候補生のろくたまとともに、和歌山電鐵の未来を支える存在となっています。
たま駅長に「さんたま」がいない理由
「初代たま」「ニタマ」と続いたあと、なぜ「さんたま」が存在しないのか疑問に思う方は少なくありません。
実は、さんたまがいないのには心温まる理由があります。
また、「4代目」「5代目」という検索も多く見られますが、世代と名前が一致していないため誤解されやすいポイントです。
さんたまが欠番になった本当の理由
さんたまがいない理由は、候補だった猫が岡山に残ることになったためです。
実際には「SUNたまたま(さんたまたま)」という猫が存在し、3代目候補として育成されていました。
和歌山電鐵の親会社である岡山電気軌道で駅長候補として訓練を受け、和歌山へ赴任する予定だったとされています。
しかし、岡山で親代わりとなって育てていた広報担当者が「この子を手放したくない」と強く希望しました。
小嶋光信社長は、その猫への深い愛情を尊重し、SUNたまたまは岡山に残ることを決断しています。
現在もSUNたまたまはおかでんミュージアム館長代理として活躍しており、この出来事によって「さんたま」は実質的な欠番となりました。
単なる番号飛ばしではなく、猫への思いやりから生まれたエピソードとして、多くのファンに親しまれています。
4代目・5代目と勘違いされる理由
「よんたま」や「ごたま」の名前から、4代目・5代目と勘違いされるケースが多くあります。
実際には、現在の貴志駅長であるよんたま駅長が3代目たま駅長です。
名前に「よん」が付いているため4代目と思われがちですが、さんたまが欠番となったため、よんたま駅長が3代目を務めています。
一方、ごたま駅長は2026年から伊太祈曽駅長として活躍していますが、現在は貴志駅の駅長ではありません。
そのため、「5代目たま駅長」という位置付けでもありません。
さらに、2026年には駅長候補生として「ろくたま」も加わりました。
将来的な活躍が期待されていますが、現時点では候補生として経験を積んでいる段階です。
名前の数字と世代は一致していないため、現在の体制を理解しておくと混乱しにくいでしょう。
たま電車と猫駅長を満喫する楽しみ方
貴志川線を訪れるなら、猫駅長に会うだけでなく、個性的な観光列車にもぜひ乗車してみましょう。
たま電車をはじめとしたデザイン車両は、移動そのものが旅の思い出になります。
事前に時刻表や混雑状況を確認しておくと、より満足度の高い旅を楽しめます。
たま電車の時刻表は事前確認がおすすめ
たま電車に乗りたい場合は、当日の運行時刻を事前に確認することが大切です。
和歌山電鐵では、「たま電車」のほかにも「いちご電車」「うめ星電車」「たま電車ミュージアム号」など複数の車両が運行しています。
どの列車に乗れるかは固定ではなく、日によって運用が変わります。
たま電車の車内には木の温もりを感じられる内装や猫をモチーフにした装飾が施され、車体には101匹のたま駅長さんのイラストが描かれています。
乗車そのものが観光の目的になるほど人気が高く、鉄道ファンからも高く評価されています。
希望する列車に乗るためには、出発前に和歌山電鐵公式サイトで運行予定を確認しておくのがおすすめです。
(出典:和歌山電鐵)
混雑を避けて猫駅長に会うコツ
猫駅長をゆっくり見学したいなら、比較的空いている時間帯を選ぶのがおすすめです。
土日祝日や大型連休は全国から多くの観光客が訪れるため、貴志駅周辺は非常に混雑します。
写真撮影の順番待ちができることもあり、猫駅長さんが休憩している時間帯と重なる場合もあります。
比較的落ち着いて見学したい場合は、平日の午前中や観光シーズンを少し外した時期を選ぶと、猫駅長さんの姿をゆっくり眺めやすくなります。
また、勤務時間や休憩時間は猫たちの体調を最優先に設定されています。
訪問前には勤務スケジュールを確認し、時間に余裕を持って行動すると、より思い出に残る旅になるでしょう。
猫たちの健康管理と休日の過ごし方
猫駅長たちは人気者ですが、健康を第一に考えた勤務体制で生活しています。
毎日長時間勤務しているわけではなく、休養日や勤務時間が細かく設定されています。
駅員の皆さんや関係者が体調を確認しながら無理のないスケジュールで活動しているため、安心して応援できます。
食事や健康管理も徹底されており、多くの観光客に囲まれる生活でもストレスをできるだけ減らせるよう工夫されています。
こうした環境づくりが、歴代猫駅長さんたちが長年愛され続けてきた理由の一つです。
猫駅長たちは単なる観光マスコットではなく、大切な「社員」として扱われています。
その姿勢に共感し、何度も足を運ぶファンが全国にいることも、和歌山電鐵ならではの魅力といえるでしょう。
貴志駅周辺で一緒に楽しみたいおすすめスポット
貴志川線を訪れるなら、猫駅長さんに会うだけで帰るのはもったいありません。
貴志駅周辺には、たま駅長の歴史を感じられるスポットや写真映えする施設が点在しています。
時間に余裕を持って散策すると、より充実した旅を楽しめます。
たま神社で歴代駅長に感謝を伝える
貴志駅を訪れたら、ホーム内にある「たま神社」はぜひ立ち寄りたいスポットです。
初代たま駅長さんは2015年に亡くなったあと、「たま大明神」として神社に祀られています。
また、2026年には2代目ニタマ駅長さんも「ニタマ駅守大神」として奉斎され、現在も貴志駅を見守る存在となっています。
たま神社は全国から多くのファンが訪れる人気スポットで、縁結びや商売繁盛、交通安全などのご利益を願って参拝する人も少なくありません。
歴代猫駅長さんへの感謝を伝えられる場所として、多くの人に親しまれています。
猫駅長さんの功績を知ったあとに参拝すると、貴志川線の歴史をより深く感じられるでしょう。
猫型駅舎やたまカフェも見逃せない
貴志駅そのものが観光スポットになっている点も大きな魅力です。
駅舎は猫の顔をモチーフに設計されており、耳の部分は屋根、目の部分にはステンドグラスが使われています。
木の温もりを感じられるデザインは、水戸岡鋭治氏ならではの美しい仕上がりです。
駅構内にはたまグッズを販売するショップや、軽食やスイーツを楽しめるたまカフェもあります。
限定グッズを購入したり、旅の記念写真を撮影したりと、電車を降りたあとも楽しみが続きます。
時間に余裕があれば、周辺をゆっくり散策しながら紀の川市ならではの穏やかな雰囲気も満喫してみてください。
まとめ|貴志川線のたま駅長は今も受け継がれている
当記事では、貴志川線のたま駅長について紹介しました。
初代たま駅長さんは廃線の危機にあった貴志川線を救い、その功績は現在も語り継がれています。
現在は3代目となるよんたま駅長さんが貴志駅で活躍し、ごたま駅長さんや駅長候補生のろくたまも加わり、新しい世代へと歴史が受け継がれています。
「さんたまがいない理由」には猫への深い愛情があり、単なる番号飛ばしではない心温まる物語がありました。
また、たま電車や猫型駅舎、たま神社など、貴志駅周辺には見どころも数多くあります。
訪問前には運行情報や勤務スケジュールを確認し、時間に余裕を持って訪れるのがおすすめです。
歴代猫駅長さんが築いてきた温かな物語に触れながら、貴志川線ならではの特別な旅をぜひ楽しんでみてください。

