旅先で出会う個性的なベンチや座れるモニュメントは、単なる休憩スペースにとどまらない魅力的な観光スポットです。全国各地には、人気アニメキャラクターやヒーロー、職人の技術が集結したアート作品など、隣に座って思い出の1枚を撮影できるベンチが多数存在します。
本記事では、写真に収めたくなる全国のユニークなベンチスポットを深く掘り下げて紹介します。各スポットの背景、精密なアクセス方法、周辺の観光・グルメ情報まで網羅しているため、次の旅行計画や現地での散策シミュレーションに役立ててください。
- 1. 石ノ森章太郎作品(宮城県石巻市):仮面ライダーベンチ
- 2. 北九州市・福井県敦賀市:銀河鉄道999(メーテル・車掌)ベンチ
- 4. 福井県敦賀駅・福井駅など:恐竜博士ベンチ
- 5. 広島県尾道市(生口島):瀬戸田サンセットビーチの「ぐい飲みおじさん」ベンチ
- 6. 福岡県福岡市(天神):ONE FUKUOKA BLDG.の《Pixel Tree》ベンチ
- 7.福井県越前市(かこさとしふるさと絵本館):だるまちゃんが座るふかふかソファ
- 8.愛媛県松山市(道後温泉):坊っちゃん広場の「坊っちゃん登場人物」ベンチ
- 9.静岡県田方郡函南町(道の駅 伊豆ゲートウェイ函南):カッパの神様「マモリくん」ベンチ
- まとめ:ユニークなベンチを探す旅へ出かけよう
1. 石ノ森章太郎作品(宮城県石巻市):仮面ライダーベンチ

仮面ライダー1号がクールに腕組みと脚組みをして腰掛けるベンチは、ファンならずとも胸が高鳴る特別な撮影スポットです。
宮城県石巻市は「萬画の国」として街づくりを進めており、JR石巻駅から「石ノ森萬画館」へ向かう「マンガロード」沿いに複数のキャラクターモニュメントが配置されています。
この像は、仮面ライダーが持つ力強さとスタイリッシュさをそのまま立体化したブロンズ風のモニュメントです。
ベンチの半分が空いているため、仮面ライダーのすぐ隣に座って並んで写真を撮影できます。同じように腕組みをしてポーズを決めたり、少し距離を置いて見上げるような画角で撮影したりすると、まるで劇中のワンシーンに入り込んだかのような臨場感ある写真になります。
- スポット名称・設置場所:石ノ森萬画館 周辺(宮城県石巻市中瀬2-7)
- アクセス:JR仙石線・仙石東北ライン「石巻駅」から徒歩約12分。車の場合は三陸沿岸道路「石巻港IC」または「石巻河南IC」から約15分。
- 見学可能時間・料金:屋外のベンチモニュメントは24時間見学・撮影無料(石ノ森萬画館の館内展示は有料:大人900円、営業時間9:00〜17:00 ※季節変動あり)。
周辺の観光・グルメ情報
石ノ森萬画館を訪れた後は、石巻の新鮮な海の幸を楽しめる「石巻立町商店街」や「いしのまき元気いちば」へ足を伸ばすのがおすすめです。
特に「いしのまき元気いちば」の2階フードコートでは、金華サバを使用した丼ものや、季節の生ウニ丼など、三陸沖の豊かな海の恵みを堪能できます。
また、マンガロード沿いにはロボコンやサイボーグ009のモニュメントも多数点在して設置されているため、街歩き自体が大きなエンターテインメントになります。
2. 北九州市・福井県敦賀市:銀河鉄道999(メーテル・車掌)ベンチ

メーテルと車掌さんが静かに腰掛ける木製ベンチは、松本零士さんの代表作『銀河鉄道999』の世界観にそのまま没入できる屈指のノスタルジックスポットです。
このモニュメントは、松本零士さんが青春期を過ごした福岡県北九州市(小倉駅周辺)や、日本海側の鉄道の要衝として栄えた福井県敦賀市(シンボルロード)などに設置されており、鉄道ファンやアニメファンの聖地となっています。
黒い衣装と帽子を身にまとったメーテルの佇まいは非常に優雅で、横に座る人物を温かく迎え入れてくれるような存在感があります。ベンチの中央スペースに座り、少し斜め前からカメラを構えると、メーテルと車掌さんに挟まれた幻想的な構図で写真を撮影できます。
- スポット名称・設置場所:
- 福岡県北九州市:JR小倉駅 新幹線口(北口)ペデストリアンデッキ上(福岡県北九州市小倉北区浅野1丁目1)
- 福井県敦賀市:敦賀駅前シンボルロード(福井県敦賀市本町・相生町)
- アクセス:
- 小倉:JR小倉駅改札を出てすぐの屋外デッキ。
- 敦賀:JR敦賀駅から徒歩約5分〜15分のシンボルロード沿い。
- 見学可能時間・料金:24時間見学・撮影無料。
周辺の観光・グルメ情報
北九州市小倉を訪れた際は、小倉駅北口に直結している「北九州市漫画ミュージアム」への立ち寄りが欠かせません。松本零士さんの貴重な原画やゆかりの品々が展示されています。
グルメでは、小倉名物の「焼きうどん」や、濃厚な豚骨スープが特徴的なラーメンを駅周辺で味わえます。
敦賀市を訪れる場合は、日本海側最大級の魚市場である「日本海さかな街」で海鮮丼を味わったり、国の名勝である「気比の松原」を散策したりするルートが人気です。
3. 福井県敦賀市:宇宙戦艦ヤマト「佐渡酒造(佐渡先生)」ベンチ

一升瓶(天酒)とお猪口を手に持ち、あぐらをかいて座るブロンズ像は、松本零士さんの金字塔『宇宙戦艦ヤマト』に登場する名物船医「佐渡酒造(さど さけぞう)」先生のモニュメントです。
福井県敦賀市が1999年に「敦賀港開港100周年」を記念して整備した敦賀シンボルロード(敦賀駅から氣比神宮へ続く通り)に設置されています。
佐渡先生は大の酒好きキャラクターとして知られており、大きな一升瓶から手元のお猪口へお酒を注ぐ豪快な仕草がリアルに表現されています。
台座の横に腰掛けたり、自分のお猪口を差し出すようなポーズをとったりすることで、まるで佐渡先生と一緒に晩酌を楽しんでいるかのようなユニークな写真を撮影できます。眼鏡の奥の独特な表情と愛嬌あるフォルムが、街歩きの道中で楽しい笑いを提供してくれます。
- スポット名称・設置場所:敦賀シンボルロード沿い・佐渡酒造像(福井県敦賀市本町1丁目〜2丁目周辺)
- アクセス:JR北陸新幹線・ハピラインふくい「敦賀駅」から徒歩約7分。車の場合は北陸自動車道「敦賀IC」から約10分。
- 見学可能時間・料金:24時間見学・撮影無料。
周辺の観光・グルメ情報
敦賀シンボルロードには、『宇宙戦艦ヤマト』と『銀河鉄道999』の名シーンを再現した合計28体のブロンズ像が並んでおり、通り全体が路上ミュージアムとなっています。
散策の目的地となる「氣比神宮(けひじんぐう)」は、北陸道総鎮守と称される歴史ある神社で、日本三大木造大鳥居の一つが鎮座しています。
神宮の周辺では、伝統の敦賀ラーメン(豚骨鶏ガラ醤油)を味わえる屋台や老舗ラーメン店があり、食べ歩きスポットとしても充実しています。
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4. 福井県敦賀駅・福井駅など:恐竜博士ベンチ

白衣を着て化石の勉強に没頭する「恐竜博士」が座るベンチは、恐竜王国として知られる福井県の玄関口で観光客を温かく迎えてくれる名物スポットです。
ジュラチック(福井県恐竜ブランド)のシンボルとしても親しまれており、JR福井駅のホームやJR敦賀駅のコンコースなどに設置されています。
恐竜博士は眼鏡をかけ、本と化石を手に持ちながら真剣な表情でベンチの片隅に座っています。空いているスペースに座って、恐竜博士が見つめる本を覗き込むような仕草をしたり、真面目な顔で並んで座ったりすると、シュールで味わい深い写真を撮影できます。
- スポット名称・設置場所:JR福井駅前広場・駅構内(福井県福井市中央1丁目)、JR敦賀駅構内(福井県敦賀市鉄輪町1丁目)
- アクセス:JR北陸新幹線・ハピラインふくい「福井駅」または「敦賀駅」構内および駅前。
- 見学可能時間・料金:駅の営業時間内に準ずる(撮影無料)。
周辺の観光・グルメ情報
福井駅からは、えちぜん鉄道とバスを乗り継いで「福井県立恐竜博物館」へ足を運ぶのが王道コースです。世界最大級の恐竜博物館であり、迫力満点の全身骨格化石や動く恐竜ロボットを体感できます。
グルメでは、カリッと揚げたカツに甘辛いソースをくぐらせた「ソースカツ丼」や、大根おろしでさっぱりといただく「越前おろしそば」が福井の二大名物として絶大な人気を誇ります。
5. 広島県尾道市(生口島):瀬戸田サンセットビーチの「ぐい飲みおじさん」ベンチ

青空とヤシの木を背に、首を大きく反らせてビール(グラス)を豪快にぐい飲みしている人物像は、しまなみ海道の途中に位置する広島県尾道市生口島(いくちじま)の「瀬戸田サンセットビーチ」に佇む個性派モニュメントです。
黄色のシャツと青いパンツ姿で長椅子の縁に脚をかけ、開放的な海辺のロケーションと相まって圧倒的な陽気さを放っています。
人物の真横に座って同じ角度でドリンクを飲むポーズをとったり、人物の手元に向かって手を伸ばすような遠近法を使ったりすると、SNSで非常に映える面白い構図が作れます。
背後にある大きなヤシの木と瀬戸内海の美しい青空をしっかり画面に入れるため、引きの画角で撮影するのがポイントです。
- スポット名称・設置場所:瀬戸田サンセットビーチ(広島県尾道市瀬戸田町垂水1506-15)
- アクセス:西瀬戸自動車道(しまなみ海道)「生口島北IC」から車で約15分(今治方面からは「生口島南IC」から約10分)。
- 見学可能時間・料金:ビーチ敷地内見学自由(撮影無料)。
周辺の観光・グルメ情報
生口島は日本一の国産レモンの生産地として知られており、ビーチ周辺や瀬戸田しおまち商店街では「生口島レモン」を使ったレモンケーキやレモンジェラートを味わえます。
また、島全体がアートの街となっており、野外彫刻が点在する「島ごと美術館」や、白生み出す圧倒的な景観で人気の「未来心の丘(耕三寺博物館内)」など、写真映えする観光名所が集結しています。
6. 福岡県福岡市(天神):ONE FUKUOKA BLDG.の《Pixel Tree》ベンチ

福岡市中央区天神の新ランドマーク「ONE FUKUOKA BLDG.(ワンビル)」の屋外広場に佇むのは、世界的に知られる現代美術家レアンドロ・エルリッヒ氏が手掛けたパブリックアート作品《Pixel Tree(ピクセルツリー)》です。
デジタルのピクセル表現と自然の樹木が見事に融合したユニークな造形で、幹の周囲を取り囲むように設置された円形のホワイトベンチは、買い物の合間に人々が集うスタイリッシュな休憩スポットとなっています。
高さ約5.7メートルに及ぶ圧倒的な存在感と、2,000個以上の緑色のキューブが織りなすグラデーションは、天神の街並みに洗練されたアートの彩りを添えています。 ベンチに腰掛けて見上げることで、日常の都市空間にいながら幻想的なアートの世界観に没入できる絶好のフォトスポットです。
- スポット名称・設置場所:ONE FUKUOKA BLDG. 屋外広場(福岡県福岡市中央区天神1丁目11-1)
- アクセス:福岡市地下鉄空港線「天神駅」直結(徒歩約1分)。
- 見学可能時間・料金:24時間見学・撮影無料(一部夜間消灯あり)。
周辺の観光・グルメ情報
天神ビッグバン計画の中核として誕生したONE FUKUOKA BLDG.の周辺には、最新のトレンドショップやオシャレなカフェテラスが充実しています。
テイクアウトしたカフェラテを手にこの円形ベンチで一息つき、天神地下街の散策や周辺のショップでの買い物を楽しむスマートな休日ルートが描けます。昼食には、天神エリア名物の濃厚な「博多ラーメン」や、九州産の新鮮な食材を使ったランチを味わうのがおすすめです。
7.福井県越前市(かこさとしふるさと絵本館):だるまちゃんが座るふかふかソファ

福井県越前市にある「かこさとしふるさと絵本館『石けり』」に設置されているのは、絵本作家かこさとしさんの代表作『だるまちゃんとてんぐちゃん』でおなじみの「だるまちゃん」の大きなぬいぐるみがどっしりと腰掛けた黄色いファブリックソファです。
赤くて丸い体にキリッとした凛々しい眉毛、白い手足が愛くるしい「だるまちゃん」が右側に鎮座し、左側のスペースをゆったりと空けて来館者を温かく迎えてくれます。
シックで温かみのあるレトロな黄色のソファと鮮やかな赤色のだるまちゃんの対比が美しく、絵本の世界に入り込んだかのようなノスタルジックでほのぼのとした記念写真が撮影できます。
ふわふわとした質感のだるまちゃんの隣に並んで座ることで、子供から大人まで世代を超えて笑顔になれる心温まるフォトスポットとなっています。
- スポット名称・設置場所:かこさとしふるさと絵本館「石けり」(福井県越前市高瀬1丁目14-9)
- アクセス:JRハピラインふくい「武生駅」から徒歩約20分、または車で約5分(北陸自動車道「武生IC」から約10分)。
- 見学可能時間・料金:開館時間 10:00~18:00(休館日:火曜日、年末年始等)/入館無料・撮影可能。
周辺の観光・グルメ情報
絵本館の周辺は越前市の歴史的な街並みが広がっており、かこさとしさんの絵本世界を楽しんだ後の散策に最適です。
徒歩圏内や駅周辺では、越前市の名物グルメである「ボルガライス」(オムライスの上にトンカツをのせ特製ソースをかけたB級グルメ)や、コシの強い麺を辛味大根の汁で味わう「越前おろしそば」の名店が集結しています。
絵本の世界観に浸りながら地元の絶品グルメを満喫する、家族連れや絵本ファンに最適の散策ルートです。
8.愛媛県松山市(道後温泉):坊っちゃん広場の「坊っちゃん登場人物」ベンチ

道後温泉本館のすぐ近くにある「坊っちゃん広場」に設置されているのは、夏目漱石の代表作『坊っちゃん』に登場する個性豊かなキャラクター7人が勢揃いした賑やかな等身大オブジェです。
主人公の「坊っちゃん」をはじめ、「マドンナ」「赤シャツ」「野だいこ」「うらなり」「山嵐」「狸(校長先生)」といったお馴染みの面々が背後にずらりと並んでいます。
登場人物たちの前には丸太風の木製ベンチが置かれており、座ることで作品の世界観や登場人物たちの輪の中に飛び込んだかのような記念写真を撮影できます。
表情や衣装が生き生きと再現されたキャラクターたちに囲まれ、道後温泉ならではの文学的でノスタルジックな雰囲気を存分に満喫できる人気のフォトスポットです。
- スポット名称・設置場所:坊っちゃん広場(愛媛県松山市道後湯之町20-8)
- アクセス:伊予鉄道城下線(路面電車)「道後温泉駅」から徒歩約1分。
- 見学可能時間・料金:24時間見学・撮影無料。
周辺の観光・グルメ情報
広場のすぐ近くには歴史ある「道後温泉本館」や「道後ハイカラ通り(商店街)」が広がっており、湯上がりの散策に最適です。
周辺では愛媛名物の「蛇口から出るみかんジュース」や、伝統の和菓子「坊っちゃん団子」、香ばしい「タルト」などのご当地スイーツを味わえます。
温泉街の情緒に浸りながら名物グルメと記念撮影を堪能する、道後観光の定番ルートとして親しまれています。
9.静岡県田方郡函南町(道の駅 伊豆ゲートウェイ函南):カッパの神様「マモリくん」ベンチ

道の駅「伊豆ゲートウェイ函南」の広場に佇むのは、函南の道と狩野川を守るカッパの姿をした神様であり、公式マスコットキャラクターでもある「マモリくん」がどっしりと腰掛けた木製ベンチです。
ベルトのバックルにあしらわれた「函」の文字と、キリッとした力強い目力が非常に特徴的なキャラクターで、ベンチに短い脚を投げ出して座りながら来訪客を迎えています。
鮮やかなグリーンの体躯と赤いパンツのカラーリングが広場の中で一際目を引き、隣に座って同じように脚を少し前に伸ばすポーズをとることで、愛らしくインパクトのある記念写真が完成します。
伊豆の玄関口で旅人を温かく見守る存在として、ドライブ途中の観光客や家族連れに親しまれている人気のフォトスポットです。
- スポット名称・設置場所:道の駅 伊豆ゲートウェイ函南(静岡県田方郡函南町塚本887-1)
- アクセス:伊豆縦貫自動車道「函南塚本IC」からすぐ、または伊豆箱根鉄道駿豆線「伊豆仁田駅」から徒歩約20分。
- 見学可能時間・料金:24時間見学・撮影無料(施設営業時間は店舗により異なる)。
周辺の観光・グルメ情報
伊豆ゲートウェイ函南は、富士山を一望できる広々とした屋上展望テラスや、伊豆の新鮮な野菜・名産品が揃う物産館が魅力のモダンな道の駅です。
敷地内や隣接施設では、函南町特産の「丹那牛乳」を使用した濃厚なソフトクリームやバウムクーヘン、地元の新鮮な食材を活かした川魚料理や伊豆の寿司を味わえます。
富士山の絶景を眺めながらご当地スイーツを満喫し、伊豆観光のスタート地点として立ち寄るのに最適なルートです。
まとめ:ユニークなベンチを探す旅へ出かけよう
全国各地のベンチやモニュメントは、その土地の歴史、文化、ゆかりのクリエイターの想いが凝縮された魅力的な観光資源です。単なる通過点になりがちな駅前や広場も、一風変わったベンチが存在することで、忘れられない旅の目的地へと変わります。
本記事で紹介した撮影のコツやアクセス情報を参考に、お気に入りのキャラクターやアートベンチの隣に座り、旅の特別な記念写真を残してみてください。




