一歩足を踏み入れるだけで、色鮮やかなケーキや香ばしい惣菜の香りに包まれ、日本中・世界中の最高峰の「美味しいもの」が一堂に会する空間――それがデパートの地下食品売り場、通称「デパ地下」です。
ネット上やSNS、テレビの特番などでは「デパ地下ランキング」やおすすめグルメの特集が常に高い注目を集めますが、皆さんは「日本三大デパ地下」という言葉をご存じでしょうか。
「どこのデパ地下が一番有名?」「失敗しない手土産や人気の商品を買うならどこ?」「東京や大阪を代表する食の聖地を知りたい」と気になっている方も多いはず。
本記事では、日本が世界に誇る最高峰のデパ地下として「伊勢丹新宿店」「阪急うめだ本店」「日本橋三越本店」の3施設をピックアップし、その魅力や違いを徹底解説します。トレンドのデパ地下スイーツから絶品のデパ地下グルメ、買い物のコツまで網羅的にご紹介します!
日本三大デパ地下とは?まずは結論から紹介
「日本三大デパ地下」に公式な定義はない
まず、最初に知っておきたい重要なポイントがあります。実は、「日本三大デパ地下」という全国的に統一された公的な定義や、業界団体が公式に定めた定説は存在しません。
特定の「有名デパ地下」が固定されているわけではなく、時代や語る文脈(例えば、最先端のトレンドを重視するか、歴史と格式を重視するかなど)によって選ばれる施設が変わるのが一般的です。しかし、だからこそ独自の視点で名店を紐解く面白さがあるテーマだと言えます。
本記事で紹介する日本三大デパ地下
公式な定義がないからこそ、本記事では日本の商業の歴史、現在の経済的規模(売上高)、全国的な知名度、そして東のトレンドと西の圧倒的な活気というバランスを総合的に考慮し、現代の日本において最高峰に君臨する3つの施設を「日本三大デパ地下」として選定しました。その3店がこちらです。
- 伊勢丹新宿店(東京)
- 阪急うめだ本店(大阪)
- 日本橋三越本店(東京)
いずれも、グルメファンの間で「ここに行けば間違いない」と絶賛される、日本の食文化の頂点とも言える巨大フードフロアです。
選定基準は規模・人気・グルメの充実度
今回、伊勢丹新宿店・阪急うめだ本店・日本橋三越本店の3施設を日本三大デパ地下として選んだのには、明確な基準があります。それは、以下の5つの観点において他を圧倒する価値を持っているからです。
- 売上規模・来店客数:日本トップクラスの百貨店であり、食品部門だけでも凄まじい経済規模を誇ること。
- 全国的な知名度:テレビや雑誌、SNSなどのメディアで常に特集され、全国の誰もが憧れる食の聖地であること。
- グルメ・スイーツの充実度:老舗の味から、日本初上陸・世界最高峰のブランドまでが網羅されていること。
- 限定商品の多さ:その店舗でしか買えない「オンリーワン」のプレミアムな価値を提供していること。
- 日本の食文化への貢献:手土産文化をリードし、現代の食のトレンドを常に発信し続けていること。
この3つのデパ地下を知ることは、日本のグルメシーンの最前線を理解することに繋がります。
デパ地下とは?なぜ人気なのか
デパ地下の意味と歴史
「デパ地下」とは、百貨店(デパート)の地下1階や地下2階などに位置する「食品売り場」の通称です。
もともとデパートの地下は、地上階に比べて窓がなく商品が日焼けしないこと、温度管理がしやすいこと、上層階へ食材を運ぶための冷蔵・搬入設備を配置しやすいという建築・物流上の理由から食品売り場に充てられていました。
2000年頃、百貨店が地下フロアを大幅にリニューアルし、洋菓子や惣菜の対面販売を強化したところ、メディアが「デパ地下」という言葉を流行語として大々的に取り上げ、一気に「食のエンタメ空間」へと進化を遂げました。
スーパーとの違い
一般的なスーパーマーケットとデパ地下の最大の違いは、その「非日常性と専門性の高さ」にあります。
スーパーが日常の自炊のための生鮮食品や日用品を安く買い揃える場所であるのに対し、デパ地下は「プロの料理人が作った本格的な惣菜」や「超一流パティシエが手掛ける芸術的なスイーツ」を買いに行く場所です。フロア全体がデコレーションされ、まるで食のテーマパークのような高揚感を味わえるのもデパ地下ならではの特徴です。
百貨店ならではの魅力
デパ地下には、百貨店の厳しい審査や独自の「目利き」をクリアした超一流ブランドしか出店できません。
そのため、商品の品質はもちろんのこと、衛生管理、パッケージの美しさ、そしてスタッフの接客サービスの質まですべてがハイレベル。
自分へのご褒美としてはもちろん、誰に贈っても恥ずかしくない「絶対的な安心感」が、百貨店ならではの大きな魅力となっています。
手土産文化を支える存在
日本には、お中元・お歳暮をはじめ、帰省の挨拶、ビジネスでの訪問、お礼やお詫びなど、様々なシーンで菓子折りを持参する独自の「手土産文化(進物文化)」があります。
デパ地下は、その日本の伝統的な気遣いを支える最大のプラットフォームです。洗練された老舗の暖簾、お洒落な最新ブランドのボックス、そして各デパートの信頼の包装紙。これらが揃うデパ地下は、日本人のコミュニケーションに欠かせないインフラとなっています。
伊勢丹新宿店|日本最高峰とも呼ばれるデパ地下
伊勢丹新宿店の特徴
日本三大デパ地下の筆頭としてご紹介するのが、単一の店舗として日本一の総売上高を誇る、トレンドの聖地「伊勢丹新宿店」の地下食品フロアです。
伊勢丹新宿 デパ地下は、グルメファンの間で「日本最高峰のフードコレクション」と称され、常に世界の最先端の食が集まる場所として圧倒的な存在感を放っています。本館地下1階の広大なフロアには、常に熱気が満ちあふれています。
スイーツ売場が人気の理由
伊勢丹新宿店のデパ地下を語る上で欠かせないのが、洋菓子エリア(グラン・アルチザン)の圧倒的な強さです。
ピエール・エルメ・パリやジャン=ポール・エヴァンといった世界最高峰のメゾンが軒を連ねるだけでなく、フランスの人間国宝級のパティシエの店や、日本各地の実力派シェフの限定ショップが並びます。
また、独自の洋菓子セレクトショップ「トレンドスイーツ」では、今最もSNSや海外で話題のパティスリーが週替わりで登場。いつ訪れても「新しい驚きと美しさ」に出会えるのが、世界中のスイーツマニアを虜にする理由です。
惣菜・弁当の充実度
スイーツだけでなく、和・洋・中の惣菜やお弁当のクオリティも超一流です。
高級老舗料亭が手掛けるお弁当から、ミシュラン星付きフレンチのデリ、さらには世界のスパイスを駆使したアジアンフードまでが網羅されています。家での食卓をワンランク上のレストランに変えてくれる至高のデパ地下 グルメが、美しくディスプレイされています。
限定商品が多い魅力
伊勢丹新宿店のデパ地下には、他では絶対に手に入らない「伊勢丹新宿店限定」の商品や、どこよりも早い「先行販売」が数多く存在します。
各ブランドが伊勢丹のために開発した特製の焼き菓子缶や限定フレーバーのスイーツは、高い希少価値を持ち、トレンドに敏感な人々を惹きつけてやみません。
おすすめグルメと手土産
- 「マカロン」や「限定焼き菓子缶」:世界的な巨匠たちが手掛ける、伊勢丹限定パッケージのクッキー缶やマカロンは、お洒落な東京 デパ地下 おすすめの手土産として不動の人気を誇ります。
- ビューティアポセカリーのオーガニックフード:本館地下2階にはナチュラル&オーガニックに特化したフロアもあり、健康志向の方への特別なギフト選びに最適です。
阪急うめだ本店|関西最大級のグルメ王国
阪急うめだ本店の特徴
続いてご紹介する日本三大デパ地下は、東の伊勢丹と並び称され、関西で圧倒的なナンバーワンの売上と集客力を誇る「阪急うめだ本店」です。
阪急うめだ デパ地下は、地下1階・地下2階の2フロアにまたがる関西最大級の圧倒的なスケールを誇ります。まるで毎日がお祭りのような熱気と活気にあふれており、「食のエンターテインメント王国」と呼ぶにふわさしい凄まじいパワーを持っています。
関西を代表する人気デパ地下
大阪・梅田の真ん中に位置するこのフロアは、平日の昼夜を問わず、ものすごい数の買い物客で賑わいます。
関西の「美味しいものに対する厳しい目と情熱」を満足させるため、圧倒的な商品力と、訪れるだけでワクワクする売り場作りが徹底されています。
和菓子・洋菓子の充実度
阪急うめだ本店のデパ地下の最大の武器は、全国の有名菓子メーカーとタッグを組んで生み出した「阪急限定のプレミアム高級スイーツ」の数々です。
江崎グリコとコラボした高級ポッキー「バトンドール」、カルビーとコラボした高級ポテトチップス「グランカルビー」、亀田製菓とコラボした高級ハッピーターン「ハッピーターンズ」など、誰もが知る定番お菓子を贅沢にアレンジした限定ショップがズラリと並びます。
これらは大阪のデパ地下おすすめの行列必至アイテムとして、全国から訪れる観光客やビジネスマンの定番手土産となっています。
イベントや催事の魅力
阪急うめだ本店のデパ地下では、フロア内の各所で常にライブ感あふれるイベントや実演販売が開催されています。
出来立ての団子が目の前で焼き上げられ、湯気立つ惣菜がその場で詰められる様子は、買い物の楽しさを倍増させてくれます。
また、上層階の祝祭広場で開催される世界各国のフェアと連動した地下の限定グルメも見逃せません。
おすすめグルメと手土産
- バトンドール(Bâton d’or):澄ましバターをたっぷりと染み込ませたリッチなプレッツェル。関西の阪急などの限られた店舗でしか買えないため、手土産として絶対的な人気を誇ります。
- 五感(GOKAN)の限定スイーツ:大阪・北浜に本店を構える人気パティスリー。お米を使った純生ルーロなど、関西ならではのこだわり素材の味を、阪急のデパ地下で気軽に購入できます。
日本橋三越本店|老舗の品格を感じるデパ地下
日本橋三越本店の特徴
日本三大デパ地下の3つ目は、日本の百貨店の歴史が始まった聖地であり、国の重要文化財にも指定されている伝統の名店「日本橋三越本店」の地下食品フロアです。
前述の伊勢丹や阪急が「最新のトレンドやエンタメ」を前面に押し出しているのに対し、日本橋三越本店のデパ地下は、一歩足を踏み入れた瞬間に伝わってくる「圧倒的な品格と落ち着き」が最大の特徴です。本物の価値を知る目の肥えた顧客や富裕層が集う、格調高きフードセレクションです。
老舗ブランドが集まる理由
日本橋三越本店には、日本の食文化を何百年も支えてきた、全国の「超老舗ブランド」の銘店・銘菓がどこよりも深く、美しく集結しています。
江戸時代から続く和菓子屋、京都の伝統を受け継ぐ京菓子司、宮内庁御用達の格式を持つ老舗など、暖簾(のれん)の重みが違うブランドが、三越の厚い信頼のもとに出店しています。
高級食材や名店の魅力
スイーツだけでなく、生鮮食品(肉・魚・野菜)やグローサリーのクオリティも異次元です。
最高級の松阪牛を扱う老舗精肉店、全国の漁港から選び抜かれた一級品の魚介が並ぶ鮮魚コーナーなど、目の肥えた料理人や食通たちが「ここに来れば、日本最高峰の食材が確実に手に入る」と絶大な信頼を寄せています。
贈答品選びに強い理由
日本橋三越本店のデパ地下が、目上の方への贈り物やビジネスのフォーマルなシチュエーションにおいて最強とされるのは、その「伝統の安心感」にあります。
三越の「越後屋」以来350年以上の歴史に裏打ちされた暖簾、そして格式高い包装紙で届くギフトは、お祝い、ご挨拶、お詫びなど、いかなる場面でも最高の敬意を相手に伝えることができます。コンシェルジュによる手厚いギフト相談サービスも非常に充実しています。
おすすめグルメと手土産
- 「銘菓百選」の全国の和菓子:日本全国の隠れた名菓や、普段はその土地に行かなければ買えない伝統の和菓子を日替わり・週替わりでセレクトして販売するコーナー。和菓子好きにはたまらない宝庫です。
- 老舗料亭の高級弁当:料亭の職人が技を尽くしたお弁当は、新幹線の旅のお供や、自宅での特別な会食の席に最高の彩りを添えてくれます。
【比較】日本三大デパ地下の違いを徹底比較
ここまでご紹介してきた3つの最高峰のデパ地下。それぞれの個性と魅力をさらに深く理解するために、いくつかの項目で分かりやすく徹底比較してみましょう。
売場面積で比較
- 伊勢丹新宿店:本館地下1階を中心に、地下2階のビューティアポセカリーまで広がる洗練された空間。通路の配置やディスプレイの美しさは美術館さながら。
- 阪急うめだ本店:地下1階(洋菓子・和菓子・惣菜)と地下2階(生鮮・グローサリー・デイリー)の2フロアにまたがる関西最大級の圧倒的な売り場面積を誇り、スケール感は日本トップクラス。
- 日本橋三越本店:本館地下1階の広大なフロアに、格式高い老舗がゆったりとしたレイアウトで配置されており、大人の落ち着いたショッピングが楽しめる空間。
スイーツの充実度で比較
- 伊勢丹新宿店:【世界最高峰・トレンド型】 世界的な巨匠のメゾンや、日本最先端のパティスリーが集結。マニアを唸らせる洋菓子の充実度は日本一。
- 阪急うめだ本店:【プレミアム限定・エンタメ型】 大手メーカーとのコラボによる「ここでしか買えない高級限定お菓子」の豊富さは圧倒的。
- 日本橋三越本店:【伝統・老舗格式型】 「銘菓百選」をはじめとする、日本の伝統的な高級和菓子や王道の焼き菓子のラインナップが群を抜いている。
惣菜・弁当で比較
- 伊勢丹新宿店:ミシュラン星付きフレンチのデリや、世界の本格スパイス料理など、スタイリッシュで感性を刺激するモダンな惣菜が充実。
- 阪急うめだ本店:関西の出汁(ダシ)の文化を活かした美味しい和惣菜から、ボリューム満点の絶品お弁当、ライブ感ある実演販売の熱々グルメが豊富。
- 日本橋三越本店:日本の伝統的な高級料亭や、東京・日本橋の有名老舗飲食店の味をそのまま自宅で楽しめる、クラシックで洗練された逸品がズラリ。
手土産選びで比較
- 伊勢丹新宿店:流行に敏感な友人、お洒落な職場の同僚、若い世代への「センスが良い!」と絶賛されるお土産選びに最適。
- 阪急うめだ本店:出張のお土産、関西ならではの限定品を渡したいとき、家族みんなでワイワイ楽しめるお菓子選びに最強。
- 日本橋三越本店:会社の重要な取引先、結婚のご挨拶、お世話になった目上の方、お詫びの品など、「絶対に礼儀を欠かせないフォーマルな場面」でのギフト選びに不動の1位。
総合比較表
| 百貨店名 | 特徴・スタイル | スイーツの傾向 | おすすめのシチュエーション |
| 伊勢丹新宿店 | 世界一のトレンド発信地 | 最先端洋菓子・世界の名店 | センスを褒められるお洒落なギフト |
| 阪急うめだ本店 | 関西最大級のエンタメ王国 | 阪急限定のプレミアムお菓子 | 観光・出張のお土産、話題性重視 |
| 日本橋三越本店 | 歴史と伝統の圧倒的な品格 | 王道の高級和菓子・老舗の味 | フォーマルな贈答品、大切なビジネス |
初めて行くならどこがおすすめ?
- 東京で最先端の食の流行を体感したい、お洒落なケーキを見たいなら:伊勢丹新宿店へ!
- 大阪で賑やかな熱気を感じ、ここでしか買えない限定お土産をゲットしたいなら:阪急うめだ本店へ!
- 日本の伝統的なデパートの品格を感じながら、最高級の和菓子や食材をゆっくり選びたいなら:日本橋三越本店へ!
実は候補だった人気デパ地下
日本には今回選んだ3つの施設以外にも、「日本三大デパ地下」の王座を脅かすほど、ものすごい実力と個性を誇る人気フードフロアが多数存在します。
大丸東京店
東京駅に直結する圧倒的なロケーションを誇るデパ地下。
長さのべ60メートルにも及ぶ巨大なお弁当ストリート「ほっぺタウン」があり、新幹線に乗る前のビジネスマンや観光客が絶品のお肉弁当や寿司を求めて連日大行列を作ります。東京の玄関口として、お弁当の充実度は日本トップクラスです。
銀座三越
大人の街・銀座の中心に位置するお洒落なデパ地下。
銀座らしい洗練された高級洋菓子やマカロン、一流ショコラティエの出店が非常に充実しており、国内外の観光客からも「日本のハイエンドな食文化が体験できる場所」として絶大な人気を誇ります。
高島屋大阪店
大阪・ミナミの中心である「なんば」のランドマーク。
発祥の地である関西の美味しい総菜や、伝統の和菓子、老舗の味が広大なワンフロアに美しく並んでいます。阪急うめだ本店と並び、大阪の食を支える巨大デパ地下の一翼です。
ジェイアール名古屋タカシマヤ
愛知県・名古屋駅に直結し、単一店舗として中京圏(東海地方)で圧倒的なナンバーワンの売上を誇るメガデパートの地下。
名古屋ならではの「濃い食文化(名古屋メシ)」の惣菜や、日本中の大人気洋菓子ブランドが手がける限定バウムクーヘン・スイーツを求めて、毎日信じられないほどの混雑を見せる熱いフードフロアです。
地域ごとのデパ地下文化の違い
デパ地下は、その地域ごとの「食の好みや文化」がダイレクトに反映される場所でもあります。
関東(東京)のデパ地下は、世界中の最新トレンドや、すっきりとした洗練された江戸の味、ビジュアルの美しさを重視する傾向があります。
一方、関西(大阪・京都)のデパ地下は、「出汁(ダシ)の旨味」を活かした深い味わいの惣菜や、粉もの文化、そして「安くて飛び切り美味い、お得感がある」実質剛健なエンタメ性を重んじる傾向があります。地方のデパ地下を巡ると、その土地のローカルな食文化を深く知ることができます。
デパ地下で失敗しない買い物のコツ
デパ地下は非常に魅力的な空間ですが、常に多くの人で混雑しており、人気商品はすぐに売り切れてしまうことも。フロアで迷わず、最高の買い物をするための4つのコツを伝授します。
人気商品は午前中に売り切れることも
SNSで話題の限定クッキー缶や、数量限定の有名パティスリーの新作生ケーキ、行列ができる名物の限定お弁当などは、開店(通常午前10時)と同時に行列ができ、午前中のうちに完売してしまうことが日常茶飯事です。「夕方の会社帰りに買おう」と思っていると、お目当てのものが綺麗に売り切れていることも多いため、絶対に手に入れたい本命の商品がある場合は、午前中の早い時間帯に訪問するのが鉄則です。
試食や限定商品を活用する
デパ地下では、季節の新作和菓子やこだわりのドレッシング、ワインなどの「試食・試飲」を行っているブースが多くあります。プロの販売員の説明を聞きながら、実際に味を確かめて納得して購入できるのはデパ地下の大きなメリット。
また、「季節限定」「店舗限定」のPOPが貼られた商品は、その時期・その場所の最高水準の食材が使われていることが多いため、迷ったら限定品を狙うのが失敗しない近道です。
手土産は日持ちを確認する
大切な方へのお土産を購入する際、美味そうだからと見た目だけで選んでしまい、いざ渡す時に「賞味期限が明日までだった!」と焦るトラブルはよくあります。
生ケーキや大福、焼きたての惣菜などは「当日中〜翌日」の消費期限のものがほとんど。数日後に渡す場合や、職場で小分けにして配る場合は、常温で数週間〜数ヶ月日持ちする「焼き菓子(クッキー・マドレーヌ)」「羊羹」「個包装の飴」などを選び、購入前に必ずスタッフに日持ちを確認しましょう。
催事スケジュールをチェックする
デパ地下の最大の魅力の一つが、週替わりや前後半で店舗が入れ替わる「期間限定の催事・ポップアップコーナー」です。
事前に各百貨店の公式ホームページや公式SNSをチェックしておくと、「今週は北海道のあの有名店が来ている!」「京都の老舗の限定わらび餅が買える!」といった情報をキャッチできます。これに合わせて訪問計画を立てると、デパ地下巡りの楽しさは何倍にも膨らみます。
デパ地下好きにおすすめの楽しみ方
デパ地下は、単に「必要な食料品を買う場所」ではなく、それ自体が素晴らしい趣味の空間になります。
デパ地下巡りを趣味にする
週末のお出かけの予定に「デパ地下巡り」を組み込んでみましょう。東京であれば新宿から日本橋・銀座へ、大阪であれば梅田から難波へ。
同じブランドでも店舗によって限定商品が違ったり、フロアの雰囲気がガラリと変わるのを楽しむのは、非常に優雅でクリエイティブな大人の趣味になります。
食べ比べを楽しむ
「今日のテーマはシュークリーム」「今日はポテトサラダ」というように、一つのジャンルを決めて、デパ地下内にある複数の名店の商品を少しずつ買い揃え、自宅で「食べ比べ会」をしてみるのも最高の贅沢です。
プロのシェフたちがそれぞれのプライドをかけて作った味の違い、素材のこだわり、隠し味の妙を自宅でゆっくり分析しながら味わう時間は、あなたの食の感性を大いに磨いてくれます。
地方の名店を発見する
各デパ地下にある「諸国銘菓」や「日本全国のこだわり調味料」のコーナーをじっくり覗いてみましょう。
普段のスーパーの棚には絶対に並ばない、地方の小さな村で丁寧に作られた極上のポン酢や、何百年も地元の人にしか知られていなかった伝統の干菓子などに出会うことができます。
デパ地下は、居ながらにして日本全国を食で旅することができる場所なのです。
百貨店イベントを活用する
上層階で開催される「大北海道物産展」や「フランス展」「バレンタイン博覧会」などの大型イベントが開催されている時期は、デパ地下の盛り上がりも最高潮に達します。
上階のイベントで熱狂したあと、地下に降りて連動した限定グルメを買い求める。百貨店全体のイベントスケジュールと連動して楽しむことで、最上級の「食の1日観光プラン」が完成します。
日本三大デパ地下に関するよくある質問
Q. 日本最大のデパ地下はどこ?
A. 売り場面積のスケールやフロアの多さという観点では、大阪の「阪急うめだ本店」や、単一店舗の面積日本一を誇る「あべのハルカス近鉄本店(大阪)」、東京の「西武池袋本店」の食品フロアなどが国内最大級の規模を誇ります。
Q. 東京で最も人気のデパ地下は?
A. 食のトレンド発信地として、業界関係者やファッショニスタ、グルメファンから圧倒的なナンバーワンの支持を集めるのは「伊勢丹新宿店」です。
また、東京駅直結でお弁当の圧倒的強さを持つ「大丸東京店」も、ビジネスマンや観光客から絶大な人気を得ています。
Q. 大阪でおすすめのデパ地下は?
A. 間違いなく「阪急うめだ本店」です。関西の売上王者であり、プレミアムな限定高級スイーツの豊富さと活気は群を抜いています。
また、お向かいにある「阪神梅田本店」も「食の阪神」として親しまれ、惣菜や名物イカ焼きのスナックパークなど、庶民的でハイレベルな食の聖地として超おすすめです。
Q. 手土産を買うならどこが良い?
A. 相手との関係性やシチュエーションで選びましょう。
- お洒落さやトレンド、若い世代へのセンス重視:伊勢丹新宿店
- 出張のお土産、話題性、みんなで楽しむ限定品重視:阪急うめだ本店
- ビジネスの取引先、目上の方へのフォーマル・格式重視:日本橋三越本店
Q. 初心者におすすめなのは?
A. 賑やかな活気と、誰もが知る定番お菓子の「プレミアム限定版」が多く揃う「阪急うめだ本店」が、お買い物の楽しさを最も分かりやすく体感できるため、初心者の方に非常におすすめです。
東京であれば、大丸東京店のお弁当ストリートも迷いにくく、楽しさがダイレクトに伝わる名スポットです。
まとめ|日本三大デパ地下はグルメ好きなら一度は訪れたい名スポット
日本の高い美意識、世界屈指のハイレベルな調理技術、そして相手を思いやる美しい進物文化が綺麗に融合して生まれた、日本独自の奇跡の空間「デパ地下」。
公的な「日本三大デパ地下」の定説はありませんが、本記事でご紹介した「伊勢丹新宿店」「阪急うめだ本店」「日本橋三越本店」の3施設は、間違いなく日本の食シーンの頂点に立つ至高の聖地です。
伊勢丹新宿店はトレンド発信地
世界中の最先端のファッションと同じ熱量で、世界のトップパティシエやモダンなグルメを集結させた、感性を刺激する日本最高峰のフードコレクションです。
阪急うめだ本店は関西最強クラス
圧倒的な売り場面積と、ここでしか買えない「プレミアム限定お菓子」を次々と仕掛ける最強の企画力。毎日がお祭りのような活気で関西の食をリードするグルメ王国です。
日本橋三越本店は老舗の魅力が詰まっている
350年以上の歴史が育んだ、他の追随を許さない圧倒的な品格。全国の超老舗の暖簾と最高級の食材が集う、大切な方へのフォーマルな贈り物選びの絶対的聖地です。
デパ地下は日本独自の食文化を体験できる場所
ただお腹を満たすためだけでなく、並んでいる美しいお菓子を眺め、職人の技に感動し、大切な人が喜ぶ顔を想像しながらギフトを選ぶ。デパ地下を訪れることは、日本人が培ってきた豊かな「食へのこだわりと愛情」を五感で体験することそのものです。
今度、大切な日の手土産を探すとき、あるいは自分への最高のご褒美グルメを見つけたいときは、ぜひこれら日本最高峰のデパ地下へ足を運んでみてください。いつもの食卓が、きっと何倍もエキサイティングで贅沢な時間に変わるはずですよ!

